「銀河健康センター」(2024年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

坂田敦哉監督による日本の短編映画。出演は田中なつ、渡部直也、栗田かおり。

 

 

<あらすじ>

 

銀河の片隅の砂の惑星に、銀河健康センターというサウナがあった。水がないため客はおらず、母親と息子、それに娘の3人で細々と営業を続けていた。息子は毎日水を求めて穴を掘り、娘は来もしない客のために看板を磨き続けた。

 

そこに宇宙船が不時着してきた。コンテナには水が満載されている。パイロットの男は銀河系にサウナが残っていたことに感激し、サウナがどんなものか娘に伝えようとした。娘は風呂屋の娘でありながら、風呂がどんなものか知らなかったのだ。

 

そのとき、息子が金を掘り当てた。この惑星には水はないが金鉱脈があった。母親はその金でコンテナの水を買い上げた。娘は生まれて初めてサウナで整い、あまりの心地良さに宇宙船を借り受けて水を求めて果てしない旅へと出た。

 

<雑感>

 

18分の短編映画なのだが、独りよがりなところはまったくなく、ちゃんとエンタメしていた。どんな短い低予算映画であっても、観客を楽しませようと頑張っている映画は好感が持てる。逆に「私が私が」みたいなのはアカンね。

 

☆5.0。これからもエンタメに徹してくれることを期待している。