「狙撃者」(1952年作品)感想 | 深層昭和帯

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エドワード・ドミトリク監督によるアメリカのスリラー映画。出演はアドルフ・マンジュー、アーサー・フランツ、ジェラルド・モーア。

 

 

<あらすじ>

 

精神疾患で収監されていた経歴を持つエディは、銃で若い女性を狙撃する衝動を必死にこらえていた。精神科医に相談したものの、多忙から忘れられてしまう。

 

彼の歪んだ精神は、突然暴走する。クリーニングの仕事で知り合ったジーンの態度が気に入らず、彼はついに射殺してしまう。次は酒場で知り合った女性だった。世間は連続殺人事件を受けて騒然とする。

 

エディは助けを求める手紙を警察に送る。それを受けて前科者の身辺調査が始まったが、3人目の被害者が出る。4人目の女性を撃つ際に、エディは火傷治療に使われる包帯をその場に捨てた。これが物証となって、ようやく彼は警察に逮捕された。

 

<雑感>

 

気狂いに刃物とはよく言ったもので、こんな危ない奴にライフルを持たすなと。最後の殺人未遂のところで、煙突作業員が屋上にいるエディーを発見するのだが、大声で叫んだところを彼に撃たれて真っ逆さまに落下する。ああいうのもスタントなんだよな。いや迫力がすごい。

 

長い階段を駆け上がるシーンとか、映像として面白い場面がたくさんあった。後半にいい映像があるだけで評価は高まるというものだ。

 

☆3.8。それ以外は平凡なんだけどね。設定はどうだろう? 当時は斬新だったのかな?