「神世紀伝マーズ」(2002年作品)第5・6話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:横山光輝、監督:ふじもとよしたか、脚本:藤川桂介、制作:プラム、スタジオガッツ。

 

 

第5話 雷鳴轟く山岳地帯

 

岩倉貴社はマーズの過去を調査すべく、平成新島へ向かった…!!

 

第6話 狙撃!

 

出現した第三の神体は「センサーハンター」だった…!!

 

<雑感>

 

六神体との激しい戦いにより、マーズの身体は著しく損傷してしまう。そして徐々に身体が腐り始める。

 

昭和の作品はこういうことがあってもすぐに治ってしまうところがダメだよな。いまの漫画はこういう細かいところに工夫がある。横山光輝は戦後に活躍した漫画家だから、そこまで要求するのは酷だが。漫画の描き方が大きく変わってしまっている。

 

日本漫画は戦前、あるいはもっと前から続いているが、戦後は戦争からの解放や出版の自由が尊重された時代で、漫画にとっては黎明期、あるいは再興期だった。その時代を支えた漫画家のひとりが横山光輝。90年代から00年代初頭の再アニメ化は、彼に対する最大限のリスペクトであったのだろう。