「狼と香辛料Ⅱ」(2009年作品)第3・4話 感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:支倉凍砂、監督:高橋丈夫、制作:IMAGIN。

 

 

第三幕 狼と埋まらない溝

 

ロレンスへの莫大な借金に縛られている…とアマーティに伝えたホロ。ロレンスとの関係を語る上の方便だったのだが、それを信じ込んだアマーティはホロを救うべくロレンスに挑戦じみた契約を申し込む。その内容は、借金を肩代わりした暁にはホロとの婚姻をロレンスが承認するというものだった。自信に満ちた表情でその契約を受け入れたロレンスだが、アマーティには勝算があるらしい事を耳にする!

 

第四幕 狼と浅知恵の末路

 

黄鉄鉱を利用して借金完済を目指すアマーティに対抗する手段を探すものの、祭りの高揚感に包まれた町で石の値段は上がり続けていた。ヨイツの情報に関する誤解からホロに拒絶されたロレンスは、途方にくれて宿に戻るのだが、そこには二通の書類が残されていた。一方はアマーティに関する情報が記されていた。そしてもう一方には…。その内容に発奮したロレンスは全財産を握り締めてアマーティの元へ赴く!

 

<雑感>

 

ホロがロレンスから借りている形になっている膨大な借金を、若い商人であるアマーティが肩代わりすると言い出しているのがここ数回の話。アマーティはホロを若い娘だと勘違いしていて、借金を肩代わりすることで彼女を自由にし、そのあとで結婚を申し込むことになっている。

 

借金はかなりの額に上るため、アマーティは占い師の影響で値が吊り上がった黄鉄鉱の売買で儲けようとしている。それをロレンスが暴落させようとしている。

 

ここの設定がちょっと無理がありすぎるという気がしないでもないが、それだけホロが魅力的で、我儘なせいで放っておけないということなのだろう。