「完全密着侍ジャパン 〜WBC全勝優勝の真実〜」(2023年作品)第3話 感想 | 深層昭和帯

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第3話 源田壮亮&中野拓夢

 

 

<あらすじ>

 

侍ジャパンのショート、源田壮亮。初めてレギュラーとして臨んだWBCで、まさかの右手小指骨折。大ピンチの中で源田が見せた決死の覚悟。そして急遽、出番が回ってきた中野拓夢の想いとは? 試練を乗り越えた2人の胸の内が今、明らかになる。

 

<雑感>

 

日本代表のショートといえば巨人の坂本。さすがのオレも坂本のことは知っていた。その坂本が今回は出場せず、源田という選手が守るという。『これはもしかして「源田、たまらん」のあの源田なのか?』と思い当たったオレは、ネットのやりすぎである。つまり名前だけは知っていたのだ。顔はWBCで憶えた。

 

野球を見てないオレが「源田、たまらん」を知っているくらいの選手なのだから、守備は完璧である。ショートは守れればOKだと思っているので、大丈夫だろうと安心していたら、韓国戦で帰塁時に大怪我をした。嫁とオレは、もう真っ青である。

 

代わりに出場したのが、阪神の中野拓夢だ。中日戦のチェックをときどきするくらいだった嫁は、聞いたことあるくらいのボンヤリした知識しかない。見ているこっちはハラハラである。しかも、源田が下がったときは、まだ日本は韓国に負けていた。

 

だが、中野拓夢も守備はかなり上手かった。選手の名前を知らないから、ツイッターなどで情報を得ながら観戦していたわけだが、チェコ戦では悪送球をやってしまい、阪神ファンは心配でハラハラしていたな。そりゃ贔屓チームの選手がアクシデントのあとに途中出場したら怖いよな。ベテランならいざ知らず、彼はまだ26歳であった。

 

その中野を支えたのが、怪我を押してチームから離脱しなかった源田だった。源田の声掛けで、中野は平常心を取り戻してはつらつとプレーできるようになる。このエピソードは何度見たのか知れないけど、見るたびに泣けてくる。野球ってすごいコンテンツだよね。

 

源田は、骨折から2日後には守備練習を再会。すぐに試合に復帰。打席にも入り、タイムリーを放つ。メキシコ戦は接触プレーもあり、何度もヒヤリさせられ、源田がピンチになると中野がバックアップで入る。中野もよくやったよね。

 

選手を取り上げた内容だから、最後は必ず日本が勝って終わるというのもこの番組のいいところだね。