「新造人間キャシャーン」(1973年作品)第9~12話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:吉田竜夫、総監督:笹川ひろし、制作:タツノコプロ。

 

 

#09 戦火に響け協奏曲

 

音楽の都といわれたクイーン市にも伸びるアンドロ軍団の魔手。キャシャーンたちはそこで盲目の少女モレーナと、彼女の兄マリーノに出会う。安全な場所へ逃げろというキャシヤーンの言葉に、モレーナは愛するこの街にいたいという。その頃、街の野外音楽堂に各地から人々が集まりつつあった。

 

#10 死の砂漠に命をかけろ

 

国防室の燃料補給源であるアラサーケ国のD油田地帯。アンドロ軍団の次の目標はこの世界有数の油田であった。だが、その周囲にある砂漠に特殊な磁気嵐が吹き荒れ、石油墓地のコンピューターが狂ってしまうが、ブライキング・ボスはあくまで油田攻略をあきらめようとしない。

 

#11 悪魔の巨像

 

サイレントグリーン市の国立美術館を襲ったアンドロ軍団は、そこで若き彫刻家とキャシャーンを捕える。バラシンが持ち帰った彫像の首を見たブライキング・ボスは、ある計画を思いつく。自分の巨像を作らせ、そこに東博士に制作させた人間の頭脳を自由に操るブレインコントロール装置を取り付けようというのだ。

 

#12 鉄の悪党列車

 

地下秘密ロボットエ場を建設するための場所を発見したブライキング・ボスは、さっそく東博士を送り込んで強力なロボットを作らせようと企む。だが、そこへ行くには科学が進歩し、警備も厳重なアイッツ国を通過しなければならない。ブライキング・ボスは力でアイッツ国を押し切ろうとする。

 

<雑感>

 

ブライキング・ボスの世界征服がいよいよ始まり、人間は都市部を捨てて避難生活を強いられている。コロニー内ではロボットに対する憎悪が膨れ上がっている。各都市は壊滅状態にある。そんな世界各地を、キャシャーンと上月ルナのふたりが旅をしている。

 

東光太郎博士が再登場。人類を一瞬でブライキング・ボスに服従させる装置を作らされる。博士は逆にロボットに作用する装置も作り、スワニーを通じてキャシャーンに渡す。

 

第12話の絵コンテは富野由悠季。