「悪と仮面のルール」(2017年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

中村哲平監督による日本のサスペンス映画。出演は玉木宏、新木優子、吉沢亮。

 

 

<あらすじ>

 

大富豪の久喜捷三は、自分を邪悪な存在だと認める男だった。悪びれもしない彼は、息子にも邪悪な姿を見せると教えていた。それを、養女を強姦することだと察した息子の久喜文宏は、妹として育った香織を守るために、父親を殺す計画を立てる。

 

殺害は成功するものの、自分にも父親と同じ血が流れていることに恐れをなした文宏は、香織を家から出し、独り立ちさせた。そして顔を整形して新谷弘一と名乗ると、ホステスに身を落としていた香織の近況を探らせた。香織は悪い男に相続した捷三の遺産を狙われていた。さっそく彼はその男を毒殺した。

 

探偵の報告により、自分の実兄幹彦が香織のことを調べていると知った彼は、関係の薄い兄と接触を図り、彼がテロ組織と関係があること、久喜家が戦争で財を成した家であることなどを聞かされる。兄の組織に入った文宏は、邪悪な自分を開放して組織のために働くが、兄の悪事の証拠を掴むとそれをネタに兄をゆすり、最後は殺してしまう。

 

そして香織と別れ、海外に逃亡した。

 

<雑感>

 

邪悪だのなんだのというから、どんな悪いことをしているのかと思いきや、戦争だのテロだの、幼稚な発想に過ぎなくて一瞬で冷めてしまった。戦後民主主義者は発想が貧困だよな。

 

☆2.0。くだらない脚本を真面目に撮らされる監督が哀れでならない。