「ニュージェネレーション 21世紀の殺人事件」(2023年作品)第3・4話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

デジタル時代の殺人事件について考察するドキュメンタリー。

 

 

エピソード3 - 兄の想い

 

コロラド州の女性が突然姿を消す。心配した兄は警察に協力を求め、妹を捜し始める。兄と警察は、最後に会っていた人物を突き止めるが、その男性は事件への関与を否定し続ける。しかし、男が真相を知っていると確信した兄は、女性の恋人と共に彼に接触し、妹の身に何が起きたのかを暴く。

 

エピソード4 - 急浮上するシリアルキラー

 

2003年にサウスカロライナ州のバイク店で、オーナーを含む4人が銃で撃たれ遺体となって発見された。犯人逮捕を願う遺族の祈りもむなしく、未解決のまま10年以上の時が経過。その後、2016年に同じ州でカップルの失踪事件が起こる。

 

<雑感>

 

携帯電話という、写真、動画、音声録音ができる装置を誰もが持ち歩いている時代になり、証拠の多くがデジタル化されている。警察にとっては、デジタル情報の分析が重要になり、犯人にとっては、情報の消去が重要になる。発見されにくい場所に遺体を捨てればよかった時代は終わった。

 

犯罪に携帯電話が使われるケースも増えている。売春が簡単になり、金のために男と寝ていた女性が、突然被害者になる。こうしたことも、携帯がなかった時代は証拠として残りにくかったが、いまはSNSのやり取りで推察できるようになった。

 

計画的犯行でもない限り、警察は捜査がやりやすくなった。