「君を愛したひとりの僕へ」(2022年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:乙野四方字、監督:カサヰケンイチ、制作:トムス・エンタテインメント/第6スタジオ。

 

 

<あらすじ>

 

両親が離婚した日高暦が父親について行った世界線。虚質科学研究室で出会った少女から並行世界へ行く方法を教わった彼は、死んだ愛犬に会いたい一心で行動を起こす。少女の名前は、佐藤栞。彼女の両親も離婚しており、ふたりは意気投合。付き合い始めた。

 

ところがある日、ふたりの両親が結婚するという。これでは結婚できなくなると考えたふたりは駆け落ちした。IPカプセルに乗り、並行世界へ逃げるふたり。ところが、栞は並行世界で事故に遭って死んでしまい、慌てて元の世界に戻ったものの虚質素子核分裂症で目覚めなくなってしまった。元に戻す研究も虚しく、栞は死んでしまった。

 

研究所で働く日高暦のところに、瀧川和音が配属されてきた。高校の同級生だそうだが、暦は覚えていなかった。相変わらず栞のための研究を続ける暦を、和音も手伝うことになった。和音が買ってきた黒ビールの泡からヒントを得た暦は、栞が幸せになる世界、それは栞と暦が出会わない世界だと気づきながら、彼女のために装置を完成させることにした。

 

73歳になった暦は、栞を救うためについに計画を実行する。そして無事にふたりを運命から解放する。

 

<雑感>

 

並行世界なんていっぱいあるのだろうから、そのどれかで幸せになっているだろうと諦めればいいと思ったのはオレだけだろうか? そんな淡泊なことではいかんのか?

 

☆3.5。ややこしい話だ。流し見ではわからなくなるな。