「スリップ・アンド・フォール」(2010年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

マーク・コルッチ監督によるアメリカのコメディ映画。出演はサム・コーハン、ウィリアム・フォーサイス、アンドリュー・ディヴォフ。

 

 

<あらすじ>

 

ロースクールに通うダニーは、祖母とトレーラーハウス暮らし。生活は貧しいのに、祖母が衛星チャンネルの訪問販売員に押し切られてしまい、学費用のお金をすべて使ってしまう。おかげで「2週間以内に学費を支払わないと退学だ」と、学部長に宣告される。

 

そんな彼に、バイト先の先輩ジェリーから、学校内の階段でわざと滑って転び、ケガをしたと訴えれば、治療費が取れると言われ、仕方なく手を染めることに。

 

だが、ジェリーに連れて行かれたのは怪しい医師にうさん臭い弁護士。根が正直なダニーは止めようと考えるが、欲深な学部長にジェリー、さらにはお金のことにしか興味のないロシア人の恋人ヘンリカに迫られた挙句、和解どころかついに裁判沙汰になってしまう。

 

最初は勝利を収めたものの、控訴されて最高裁の判決を待つことに。判決が覆る可能性があったが、学費のことで困っている学生たちを巻き込んで何とか勝利を収める。

 

<雑感>

 

下ネタばっかりだが、アメリカの貧乏学生の問題を扱っている。アメリカも学費が大変で、つい先だって佐々木麟太郎がスタンフォード大学に入学することがわかったばかりだが、学費が5000万円かかるという。佐々木は全額奨学金で賄われるのでまだいいが、大抵の学生は辺再浮揚の奨学金は受けられず、ほぼ借金となる。

 

この支払が大変で、就職に失敗すると一気に詰んでしまう。そんな背景のある作品を下ネタで彩った内容だった。彩ってるか?

 

☆3.0。まぁまぁかな。オレは下ネタではなかなか笑わないからイマイチだったが。