「赤ちゃんに乾杯!」(1985年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

コリーヌ・セロー監督によるフランスのコメディ映画。出演はローラン・ジロー、ミシェル・ブジュナー、アンドレ・デュソリエ。

 

 

<あらすじ>

 

パリの豪華なマンションに3人の独身男性が住んでいた。彼らはそれぞれ社会で大活躍しており、独身を謳歌している。そのうちのひとり、ジャックの元カノのシルヴィアが赤ん坊を置き去りにした。ジャックをそれを同じマンションのピエールに預ける。

 

赤ん坊の名前はマリー。ところが、マリーはカモフラージュで、本当の目的は一緒に送られてきた小包の中身の麻薬だった。麻薬を取り戻そうとマンションに押し掛けてくるマフィア。マリーを守ろうと奮闘するピエールと友人で漫画家のミシェル。

 

マフィアには麻薬だけ返して何とか折り合いをつける。そこにジャックも帰ってきて3人での育児が始まるが、母親のシルヴィアが戻るまでの半年間はてんてこ舞いの日々だった。

 

そしてようやくシルヴィアが戻り赤ん坊を連れて行った。苦労は終わったが、3人はどこか空虚な日々を過ごす。そしてシルヴィアが、仕事と子育ての両立は大変だと泣きついてきた。男たちはいそいそとマリーの世話を始める。

 

<雑感>

 

初見のはずだが、内容は知っていた。映画雑誌で見たのかもしれない。昔は「ロードショー」と「スクリーン」を購読してたから、見てないのに内容を知っている作品が結構ある。これもそのひとつかもしれない。

 

シルヴィアというのはモデルさんで、赤ん坊がいるために夜にあまり寝られず、美容を損なってしまい、最後は泣きながら男たちを訪ねる。おっさん3人は大喜び。なかなか微笑ましいドラマであった。若者がイキってるだけの作品よりよほど好感が持てる。

 

☆3.7。そういえば別冊ロードショーのソフィー・マルソー写真集が家にあったような気がする。