「ロボット修理人のAi (愛)」(2021年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

田中じゅうこう監督による日本のドラマ映画。出演は土師野隆之介、緒川佳波、大村崑。

 

 

<あらすじ>

 

天才的な技能を駆使し、古い家電からロボットまで修理を請け負う工房で働く16歳の倫太郎。孤児として育った彼は、高校を中退しバイトをしながら深夜独学でロボットの勉強をしていた。

 

そんな中、東京でひとり暮らし中の老婦人からAIBOの修正依頼が倫太郎に舞い込む。亡き息子が遺したと言うAIBOは、音声装置とメモリーが壊れていた。

 

時を同じくして、倫太郎は発声障害のある14歳の少女すずめと出会う。すぐに仲良くなったふたりは、依頼品のAIBOと共に20年ぶりに復活した榛名湖のダイダラ祭りへと向かう。湖には「甦りの伝説」があり、願いが叶うと亡くなった人が甦るという。

 

その帰り道、AIBOがとある録画映像を映し出したことで、倫太郎も知らなかった過去が明らかとなっていく。映像に移っていたのは、幼いころの倫太郎と父親だったのだ。修理を依頼した老夫婦は、彼の本物の祖父母だった。すずめは、彼の妹だった。

 

<雑感>

 

すずめが登場するところに出てくる老人や子供たちは、祭りを機に蘇った人たちで、本当はもう死んでいる。倫太郎に老夫婦との絆を思い出してもらうために蘇ったようなもので、AIBOが彼女に近寄るようなシーンがある。

 

☆3.0。学校に行けなくなったのは、親の仕事のせい。可哀想だよね。