「キセキの葉書」(2017年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジャッキー・ウー監督による日本のドラマ映画。出演は鈴木紗理奈、福富慶士郎。

 

 

<あらすじ>

 

阪神淡路大震災の半年後から、ドラマは始まる。兵庫県・西宮にある巨大団地に住む、原田美幸とその家族。夫・和成、長男・勇希、そして、長女・望美は脳性麻痺を持つ重度の障害児。美幸は介護と子育てに追われる生活に困難を感じ、20年も会っていない実家・大分の母、門倉喜子に手助けを依頼する。

 

しかし、きつい言葉で自分の生き方を厳しく断じられ、美幸は二度と母親には頼まないと決意する。だがこのとき、母は認知症と鬱を患っていた。そうと知らない美幸は、心の調子を崩し、見た目は元気だが不眠と摂食障害に悩む「仮面鬱」を患う。

 

ある時、娘の病気のせいで自分は不幸になったと考えていた自分の無思慮さに気付き、もう一度〝自分らしく生きよう〟と、昔からの夢であった児童文学作家への道を探り始める。そんなとき、母の病状の知らせと、夫のイギリス留学の話が耳に入る。和成は、留学を経て教授に昇進することが内定しており、美幸はつらいながらも夫を送り出す。

 

母の介護、子育て、長女の看病と、苦しい日々が続くが、母の病状の回復、娘の健康の回復、夫の帰国が立て続けに起き、美幸は苦しい時期を乗り越える。

 

<雑感>

 

これ、意外に良かった作品。意外にというのも失礼な話だが。

 

立て続けに不幸なことが起きて、発狂してすべてを破壊するのかと思いきや、グッと辛抱して、最後は幸福に導かれる。オレはこういう映画でいいんだ。日本映画界の左翼人氏が作りたいものなんか興味ないんだよ。

 

☆3.0。鈴木紗理奈が主役とわかって心が折れそうになるも、彼女も意外と良かったんだなこれが。オレって失礼だよな。