グスタヴォ・グラフ・マリーノ監督によるチリのドラマ映画。出演はアルマンド・アライサ、ルシアナ・エチェベリア、ルーカス・ボルバラン。
<あらすじ>
20年の刑期を終え刑務所から出所したジョニー。今やバスの乗り方も変わり、戸惑いを隠せぬまま街へと向かった。すると、若者が運転する車がジョニーを乗せたバスを強引に停車させた。その若者はジョニーの息子ホワンだと名乗り、ジョニーを同乗させ、プール付きの豪邸へと連れて帰った。
豪邸の家主はホワンの友人女性バーバラ。彼女が許可したことで、3人での共同生活が始まった。ホワンとジョニーが家にいられるのは、ホアンはコカインの売人であるためだった。
ある日、入院中の母親の見舞いに行ったジョニーは、ホワンからの連絡を受け急いで家に戻った。そこには襲われていたバーバラを助けようとしたホワンがもみ合いの末殺してしまった男の死体が横たわっていた。男は借金取りで、バーバラは多額の借金をしていた。
ジョニーは遺体を始末する。借金取りに追われることになった3人は、ジョニーの実家に戻る。しかしすぐに嗅ぎ付けられ、マフィアから交換条件として少女を誘拐してほしいと頼まれた。従うしかなく、3人は政治家の娘を誘拐して監禁することになった。
誘拐は成功。身代金の受け渡しが行われるが、相手は金を払うつもりはなくいきなり発砲してきた。かろうじて逃げたジョニーは、偶然にも20年前の事件関係者から車を奪う。そのころ息子は誘拐した少女と仲良くなり、その娘に逃げられたことで窮地に立っていた。
ジョニーは、身代金を奪わなければ、ホワンを殺される立場になった。そこで誘拐された娘の自宅に乗り込んで、とにかく金を払えと命じる。夫は拒んだが、妻がジョニーを信じて、金を渡した。ジョニーはそれをマフィアに渡すが、自分たちが殺されるのはわかっていた。
一瞬の隙を突き、ジョニーはマフィアたちを皆殺しにする。バーバラは撃たれたが、ホアンと誘拐された少女は無事だった。
ホワンは、医科大学に進学した。授業料は、慰謝料をくすねたもので払った。ジョニーは、刑務所で覚えた本の修復の仕事をする。
<雑感>
チリの映画なんだけど、結構よくできているんだよね。もう日本映画はダメだな。なんでチリに撮れるくらいの映画が撮れないのだろう? 誰のせいなんだ? おそらくはプロデューサーだろうな。絶望的に無能だよな。利権か何かだと思っている。
☆4.5。東京の連中は遺伝子レベルで腐りきっているからダメなんだよ。