「フランキーの宇宙人」(1957年作品)感想 | 深層昭和帯

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菅井一郎監督による日本のコメディ映画。出演はフランキー・堺、菅井一郎、高友子。

 

 

<あらすじ>

 

謎の宇宙船が日本に着陸。中から人工衛星人が降りてきた。そのひとりと間違われた煙突掃除人の境田は、マスコミで一躍有名人になる。ところが、人工衛星人も境田のことを仲間だと思い込み、日本で開発中の宇宙ロケットを奪えと指令が来た。

 

一応指令に従い忍び込んだものの、そこには謎の外国人もロケットを狙ってやってきており、境田はロケットを守ることに尽力する。

 

博士ともども宇宙船の母星にやってきたところ、皆同じ顔をしているフランキー星人は、顔の違う地球人を好み、自分たちと同じ顔をしている境田だけがまるでモテなかった。失意の境田は、ひとり地球へと帰還する。

 

<雑感>

 

芸達者のフランキー堺の魅力が存分に詰まった作品。SFっぽい内容なのでオレも満足できた。ただ、ギャグが古くて何とも言えない場面が多々ある。コメディ映画というのは同時代性が高く、少し時代がずれるとまるで面白く感じない。ましてや生まれる前の作品となるとなおさらだ。

 

☆3.0。そんななかでは比較的理解しやすいコメディといえるだろう。