「ダイ・ハード4.0」(2007年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

レン・ワイズマン監督によるアメリカのアクション映画。出演はブルース・ウィリス、ジャスティン・ロング、ティモシー・オリファント。

 

 

<あらすじ>

 

トーマス・ガブリエル率いるサイバーテロ集団が、ワシントンの交通管制をハッキング。街はパニックに陥る。株式市場などもハッキングを受けて全米が機能停止に陥った。

 

そのころジョン・マクレーン刑事は、ハッカーのマシュー・ファレルを拘束。何者かの襲撃を受けるが、何とか彼を守り抜いた。ファレルは、テロ集団に命を狙われているハッカーのひとりだったのだ。ファレルは、トーマス・ガブリエルのテロに、知らないうちに参加しており、次は公共エネルギーが危ないとの警告をする。

 

ジョンの上司は取り合わなかったが、ジョンは彼を信用してともにサイバーテロ集団を追う。大規模停電を食い止めるため、マシューは必死にプログラムを回復させる。電力会社の制御室にいたテロリストの仲間のマイを殺したジョンは、トーマスの激しい怒りを買う。マイは彼の恋人だったのだ。トーマスはプログラムを捜査してガス爆発を起こす。

 

この爆発により、東部で大規模停電が起こってしまった。ジョンは自分が憎しみの対象になっていることを逆手に取り、居場所を教えてトーマスを誘い出す。軍は戦闘機を繰り出してトーマスを殺しにかかるが、トーマスは逆に戦闘機をハッキングしてジョンを窮地に追い込む。

 

ジョンも反撃を開始。トーマスを追い込むと、マシューとともに敵を殲滅した。

 

<雑感>

 

この第4作は、古い時代のおっさんであるジョンが、デジタル犯罪に戸惑いながらも最後は肉体言語でデジタル野郎をぶっ飛ばす実に爽快なアクション映画である。全編を通じてジョンはデジタルのことをあまり理解しておらず、「なんでそんなことができるんだ?」的な立ち位置なのが面白い。

 

ここで下手にジョン・マクレーンがアップデートしたデジタル人間だと面白くないのだ。「よくわからんけど、こいつは信用できる」とマシューを庇う姿がいい。

 

☆4.0。タイトルの「4.0」がデジタルっぽくて好きだ。