「極黒のブリュンヒルデ」(2014年作品)第4・5・6話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

原作:岡本倫、監督:今泉健一、制作:アームス。

 

 

#4 失われた記憶

 

時折エキセントリックな行動を起こすが、物を知らないだけで決して頭が悪いわけではない寧子は学校生活を上手くこなしていた。そして天文台で生活していても不審に思われないように天文部に入部することになる。天文台ではカズミが様子を見に訪れており、雨に濡れた村上は近くにある町の温泉に入ることになるのだが…。

 

#5 天体観測

 

1年に転入してきた鷹鳥小鳥という少女が天文部に入部希望でやってきた。彼女の親睦もかねて全員で天体観測会を企画する村上。翌日の夜、山の高台で望遠鏡を覗き込み熱心に星を観察する小鳥のうなじに村上がハーネストを発見をすると同時に、佳奈は小鳥が寧子を殺す予知を見る!!

 

#6 微笑の理由

 

薬が切れかけていた小鳥が姿を消す。どこかで1人死ぬつもりだと推測した村上は焦り探し始める。血だらけで床に座り込んでいる彼女をなんとか見つけるが、薬を飲むことを頑なに拒否をする。そして小鳥は語り出す、自分の誕生日を祝うために命を捨てた友達・千絵の話を…。

 

<雑感>

 

6話までは面白かった。たしか、OPの曲が変わってから内容が大幅に変化して、放送時は裏の事情なんか知らないからアニメスタッフが何かおかしなことをしたと思い込んでいたのだが、原作者が「最後(完結)までやってほしい」と頼んだことから無理矢理詰め込んだとのことだった。

 

しかし、製作が確保した予算は1クール12話分。「この尺じゃ絶対に無理です」とアニメスタッフは抵抗したそうなのだが、原作者は折れず、こういう形になったそうだ。後半はそれまでの面白さはどこへやら、話を追うだけになってしまった。