「監視者 のぞき穴」(2015年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジョセフ・シムズ・デネット監督によるオーストラリアのサスペンス映画。出演はリンジー・ファリス、ステファニー・キング、ベネディクト・ハーディ。

 

 

<あらすじ>

 

古びたアパートの一室。パーカーという男が20代の女性を監視していた。キャスゲート研究所に勤務する彼女は、同僚のブキャナン博士と婚約していた。博士の両親にその女性は認められていないようで、部屋を訪れた博士としばしば口論を繰り返しているようだった。

 

パーカーは、高額な報酬で彼女の監視を請け負っていた。ある時、彼女がシャワーを浴びている隙に、パーカーは家へ侵入し盗聴器を設置。さらなる調査を進めていくが、そこで彼女を取り巻く奇妙な出来事を目撃するようになる。

 

女性の家にやってきていた男が、パーカーに気づいた。男は「帰ってくれ」とパーカーに警告する。その日のこと、監視部屋に何者かが侵入して窓ガラスに設置していたカメラの前のカモフラージュ用の新聞紙を剥がした。女性は、パーカーの監視カメラに気づいてしまった。各姉妹国は「見ないで」と女のメッセージが入っていた。

 

金が欲しいパーカーは、新聞紙を張り直して監視を続けた。そうこうするうちに、彼は体調を崩していった。部屋では、生物が腐るようなことが起き始めている。仕事を辞めると電話を掛けると、女性の悪霊のようなものに襲撃された。

 

パーカーに警告した男は、監視されている女性をテニールと呼び、彼女にも部屋から出て帰ってくれと頼んできた。男はテニールの知り合いで、彼女と口論した後に怪我を負って入院した。テニールは警察の聴取を受ける。彼女は、監視カメラに気づきながら部屋を出ることはなかった。

 

男はテニールの婚約者だった。男の両親は、テニールのことを嫌っているようで、入院した彼に会わせてくれなかった。彼女は意を決して、パーカーを訪ねた。すると彼はすっかり狂っていた。怖くなって逃げだそうとしたが、テニールは監視部屋に閉じ込められた。

 

パーカーは、テニールを撲殺。自分だけこの部屋から脱出した。

 

<雑感>

 

情報がなかったので若干詳しくあらすじを書いておいたが、なんだよ、このオチ。サスペンスとしては演出が良くてそこそこ怖かったのに、意味がわからん話だった。パーカーを襲った女性の悪霊は、テニールのような人物だったが、なんで殺される前のテニールが悪霊になってるんですかね?

 

未来の殺人を予知でもしていたのかと。キャスゲート研究所とか、ブキャナン博士が誰なのかよくわからなかったし。

 

☆2.6。恐怖演出は良かっただけに残念なオチだった。