「グッドタイム・マックス 狼たちの激闘」(2007年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

ジェームズ・フランコ監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はジェームズ・フランコ、ウィルマー・カルデロン、トリップ・ホープ。

 

 

<あらすじ>

 

NYで暮らすバービンスキー兄弟は、高いIQを持ち将来を期待されていた。真面目で勤勉な兄アダムは医者に、一方の弟マックスはドラッグディーラーに身を落とし、その頭脳で客を出し抜くことを生きがいに生活していた。

 

マックスには仕事もあったが、自分を天才だと思い込む彼は上司を殴って馘首になり、ドラッグディーラーのみで生活するようになる。自堕落な彼は、父親の葬儀にも出なかった。そして警察に捕まり、刑務所に入れられる。

 

一方のアダムは、少年の手術に失敗。精神を安定させるために病院の薬を盗んで常用するようになる。彼の盗みは監視カメラに捉えられていた。それに気づかないまま、仮出所したマックスを自宅に引き取り、世話をしようとするアダム。一緒に食事を摂るために病院にマックスを呼びせ寄せたところ、警察に踏み込まれ、弟の目の前でアダムは逮捕された。

 

アダムは2年間の医師免許停止になる。家族にも見放されたアダムを引き取ったのはマックスだった。ふたりは兄弟だった。

 

<雑感>

 

ピンと来ない作品だった。兄弟のすれ違いと、肉親としての愛情を描いているのはわかるが、天才設定が全然活かされていないし、結局兄弟ともに薬に頼っているし、向上心のない兄弟ってだけでどうにも好きになれない。

 

☆2.5。ダメ人間からは何も学べない。