ジェームズ・フランコ監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はジェームズ・フランコ、ウィルマー・カルデロン、トリップ・ホープ。
<あらすじ>
NYで暮らすバービンスキー兄弟は、高いIQを持ち将来を期待されていた。真面目で勤勉な兄アダムは医者に、一方の弟マックスはドラッグディーラーに身を落とし、その頭脳で客を出し抜くことを生きがいに生活していた。
マックスには仕事もあったが、自分を天才だと思い込む彼は上司を殴って馘首になり、ドラッグディーラーのみで生活するようになる。自堕落な彼は、父親の葬儀にも出なかった。そして警察に捕まり、刑務所に入れられる。
一方のアダムは、少年の手術に失敗。精神を安定させるために病院の薬を盗んで常用するようになる。彼の盗みは監視カメラに捉えられていた。それに気づかないまま、仮出所したマックスを自宅に引き取り、世話をしようとするアダム。一緒に食事を摂るために病院にマックスを呼びせ寄せたところ、警察に踏み込まれ、弟の目の前でアダムは逮捕された。
アダムは2年間の医師免許停止になる。家族にも見放されたアダムを引き取ったのはマックスだった。ふたりは兄弟だった。
<雑感>
ピンと来ない作品だった。兄弟のすれ違いと、肉親としての愛情を描いているのはわかるが、天才設定が全然活かされていないし、結局兄弟ともに薬に頼っているし、向上心のない兄弟ってだけでどうにも好きになれない。
☆2.5。ダメ人間からは何も学べない。