「NieR:Automata Ver1.1a」(2023年冬作品)第12話 最終回 感想 | 深層昭和帯

深層昭和帯

映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

監督:益山亮司、制作:A-1 Pictures。

 

 

Chapter.12 flowers for m[A]chines

 

▶▶ポッド042&ポッド153 両機より報告 ポッド042報告:暴走した<アダム>は、9Sのハッキング、レジスタンスによる迎撃、そしてバンカーからの支援砲撃によ■■■■――― 通信エラー ―――――― 通信エラー ―――――― ポッド042との通信を復旧しています 復旧まで12秒 ―――――― ポッド153との通信を復旧しています 復旧まで15秒 ―――ポッド042からポッド153へ:地上及び上空からの大規模攻撃により、一時的な通信エラーが発生。現在復旧作業中。ポッド153からポッド042へ:当機においても、同様の障害を確認。記録システムには異常なし。ポッド042からポッド153へ:了解。当機のシステムも、現時点で異常は見られない。引き続き随行支援対象2Bとの調査任務と、その記録を遂行する。ポッド153からポッド042へ:了解。当機も同様に、9Sとの任務と記録を遂行する。

 

<雑感>

 

機械生命体に感情が芽生え、神を発見し、堕天を味わい、絶望に蝕まれて死んでいくまでが描かれていた。

 

第12話の後半によると、それはアンドロイドがどう反応するかを見るための仕掛けであったようだ。人類は月で生きているという前提で命令を執行するアンドロイドたちだが、実はとっくに人類は滅びていることを薄々勘付いている。

 

そして命令を出している、おそらくホストコンピューターは、アンドロイドの反応を収集することはもう終わったとしている。感情と歴史を与えたアンドロイドが、人間に進化できるのかどうかを試そうとしているのだろう。

 

細かいところはともかく、これは素晴らしい作品だった。返す返すもコロナで2度も中断したのが惜しかった。