カルロ・カルレイ監督によるアメリカのドラマ映画。出演はマシュー・モディーン、エリック・ストルツ、ナンシー・トラヴィス。
<あらすじ>
会社経営者のトーマス・P・ジョンソンは、自動車事故を起こして子犬に生まれ変わった。フルークと名付けられた彼は、放浪中に自分がかつて人間だったことを思い出し、愛する家族の下に向かう。なんとか飼ってもらえることになったものの、そこに自分が死ぬ原因となったジェフがやってきた。フルークはジェフに飛び掛かり、家から追い出されてしまった。
ジェフはなんと、トムの妻のキャロルに言い寄っていたのだ。怒りに燃えるフルーク。彼はジェフの車に乗り込み、事故を起こさせた。自分も傷ついたものの、その際に詳しい記憶を思い出した。事故の原因はトムにあり、ジェフはイライラするトムを優しく諫めてくれていたのだ。それを逆恨みして事故を起こしたのは自分の責任だった。
突然いなくなったフルークを探して、息子のブライアンが家を飛び出していた。ジェフはフルークに向かって「ブライアンを探してくれ」と息も絶え絶えに言う。臭いを辿っていくと、ブライアンはトムの墓の前で倒れていた。死なないように寄り添い、必死に温めるフルーク。そこにキャロルがやってきて、ブライアンは助かった。
<雑感>
最後にフルークは家を出て放浪の旅に出るんだよね。アメリカでそんなことやったら野犬として銃で撃たれて死んじゃうのに。
この当時のアメリカ映画は家族愛の物語が多くて、とりあえずアメリカ映画なら安心って雰囲気があったよな。それをポリコレで完全破壊したわけだが。歴史は繰り返すものだから、またこの時代のハリウッドに戻ってほしいものだよ。
☆4.0。いきなりカーチェイスから始まるから、冒頭でかなり驚く。