「メイズ・ランナー3:最期の迷宮」(2018年作品)感想 | 深層昭和帯

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ウェス・ボール監督によるアメリカのSF映画。出演はディラン・オブライエン、カヤ・スコデラリオ、トーマス・ブローディ・サングスター。

 

 

<あらすじ>

 

トーマスら3人は、奪われた仲間を救出するための旅に出た。敵の本部は城塞都市で中には入れない。そこで反乱軍と合流したトーマスらは、今度は組織を裏切ったテレサの案内で都市内部に潜り込む。4人が潜入している間に反乱軍は大規模攻撃を開始。

 

トーマスらの血液から作った血清を巡る争いで多くの人間が命を落とし、トーマスらは勝利を収めて安全な場所に保護されたのだった。

 

<雑感>

 

3部作の3作目で大きく評価を落としたのだった。何が気に入らなかったかといえば、そもそも対立関係にあることがおかしい。謎のウイルスにより怪物化するとわかっているならば、広く呼び掛けて抗体を持っている人間を探し、血清を作って国民に打っていけばいいだけ。

 

国家が隠す必要がないし、企業が隠す必要もないし、戦争をやる必要もない。怪物化した人間をどうするのかはみんなで考えて結論を得るしかない。そうした手順が放棄された世界で、戦いだけを描いているのはジュブナイル失格ではないのかと。

 

☆3.0。話し合いのない世界しか描けんのかと。