「綿の国星」(1984年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

辻伸一監督による日本のアニメ映画。

 

 

<あらすじ>

 

浪人生の須和野時夫は、雨の中で野良猫を拾った。家に持ち帰り看病すると、チビ猫は元気になった。チビ猫は、人間になって時夫と恋をする夢を見るようになった。そんなある日、チビ猫はラフィエルという銀色の猫に出会った。

 

ラフィエルは、猫と人間の違いを話した。チビ猫は、子供から大人になる人間と、猫が人間に変身した人間がいると思っていたので、ちょっと違うと感じた。

 

ラフィエルは、この世界には一面が綿でできた綿の国がある、そこにはホワイトフィールドというお姫様がいて優しくキスしてくれる、一緒に旅に出ようとチビ猫に持ち掛けた。チビ猫は、後ろ髪をひかれる思いで須和野家を出た。

 

ラフィエルは、竹藪の中に住んでいた。彼を探すが、どこにもいない。心細くなったころ、猫アレルギーの須和野家の母親が迎えに来てくれた。

 

<雑感>

 

懐かしい。こういう少女漫画っていまはあるのかな? 長く愛された作品だった。アニメになっていたことは知っていたが、これが初見。想像よりはるかによくできていた。原作ファンもそれほどイヤにならない作品じゃないかな。

 

☆5.0。絵本を持っていたなぁ。猫の視点で描かれる作品はいくつかあるが、「綿の国星」というタイトルがすでに傑作なのだ。