「特捜部Q 知りすぎたマルコ」(2021年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

マーチン・サントフリート監督によるデンマーク・ドイツ・チェコのサスペンス映画。出演はウルリッヒ・トムセン、ザキ・ユーセフ、ソフィ・トルプ。

 



<あらすじ>

容疑者に自殺を許してしまったカールは、上司から休暇を申し付けられるがやることもないので2週間で現場に復帰した。彼は迷宮入りしている小児性愛者ヴィルヤム・スタークが失踪した事件を捜査することになった。小児性愛の証拠は出てくるものの、彼の残された家族はヴィルヤムを心から信頼していた。

ヴィルヤムは失踪直前までアフリカへの資金援助が適正に行われているか調査をしていた。調べていくと、アフリカを発展させる事業を行っている団体が寄付金や補助金を政治家にキックバックしていたと判明。ヴィルヤムはその証拠を掴んだ直後に失踪していた。彼を性的被害者として告発したジャンヌという女性には、多額の入金がされていた。

ジャンヌを怪しんで事情を聴こうとするカールら特捜部Q。追い詰められた彼女は突然自殺をして死んでしまった。再びスターク一家を調べ、移民の子が関係している事実を知る。スターク一家はアフリカである一家と仲良くしていた。父親が殺されたのは帰国直後。特捜部Qは開発財団のスナプの身柄を確保。しかし外務省の横槍が入り口を割らせることはできなかった。

カールは無期限の謹慎処分を受けた。しかし彼は、ヴィルヤム・スタークの遺体が発見された場所の所有者がスナプの財団だと割り出した。だがそのときにはすでに遅く、スナプはさらなる証拠隠滅を図るとともに自分も外務省に殺されてしまった。カールは外務省と開発財団と闇の組織を相手にもつれた糸を解きほぐした。そしてマスコミが真実の報道を始めた。

<雑感>

いわゆるリベラル汚職だな。右派は自国の公共事業などに絡んで利益を受け、政治家にキックバックをする。これが汚職事件になる。左派は弱者援助に絡んで利益を受け、政治家にキックバックをする。報道されれば汚職になるが、日本のマスゴミは絶望的なバカで、左派の汚職は報じない。だからさは政治家は汚職まみれで身動きが取れなくなっている。

☆3.0。報道するだけマシって話だが、正直シリーズの中で一番退屈だった。