「攻殻機動隊 S.A.C.」(2002年秋作品)第13・14話 感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

監督:神山健治、原作:士郎正宗、制作:Production I.G。



第13話 ≠テロリスト NOT EQUAL

16年前にテロリストに誘拐された少女が、沖縄の海洋プラントで目撃された。先遣隊との連絡が途絶えたことから、公安9課が潜入捜査することになった。廃プラントはテロリストのみならず、様々な人間の溜まり場になっていた。突入したところ、少女がテロリストのリーダーになっているとわかった。素子が確認すると、少女は電脳化されていなかった。誘拐された少女は、少女に罵られていた老婆で、少女は彼女の娘であった。

第14話 全自動資本主義 ¥€$

中国系マフィアを捜査したところ、怪しい投資家が噛んでいるのがわかった。元数学者で大富豪の横瀬兼元だった。まるで記録がなく、わかっているのは大豪邸に住んでおり、豪邸紹介の番組に出たことがあることだけだった。公安9課は横瀬の身辺を警護することになった。最初の事件は、中国系の暗殺アンドロイドの国内入国のカモフラージュだった。暗殺ロボットから横瀬を守ろうとした公安9課だったが、横瀬自身はすでに死んでいた。彼の組んだ自動売買AIが作動していたために、誰もその死に気づかなかった。

<雑感>

2002年にはまだ中国がまともな共産主義だとでも思っていたのだろうか。第14話はちょっと時代とそぐわない話だったな。AIによる自動売買は現在でも盛んではあるが。