「MASTERキートン」(1998年作品)第38話 感想 | 深層昭和帯

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原作:浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志、監督:小島正幸、制作:マッドハウス。

 

 

第38話(狩人の季節・前編)

 

アフガニスタンからヘロインを密輸していたスパローという元軍人が、SAS最強と言われるジェームズ・ウルフ曹長に殺された。

ジェームズ・ウルフはスパローを殺した後に、行きずりの女を助けていた。女は売春婦で、脚を洗おうとしていたところを組織の男たちに見つかって連れ戻されようとしていた。ウルフは得意のナイフで男をあっという間に仕留めた。

ウルフはその女とホテルに泊まった。女はコカインの常習者でウルフにも勧めてきたが、彼は麻薬を嫌悪している人物であった。クレアという女はウルフの関心を買い、彼は女のために組織に30万ポンドで身請けすると申し出た。

そこに辿り着くまでに、ウルフは多くの組織の人間をナイフで傷つけていた。ボスは30万ポンドでは足らないとはねのけたが、ウルフはその金を置いて部屋から出て行ってしまった。

とても警察の手に負える人間ではなかった。そこで軍はアドバイザーとして保険のオプをやっていたキートンに白羽の矢を立てた。ウルフはキートンのSAS時代の上官だった。

軍はウルフについて調べ上げていた。それによると、彼と殺されたスパアローは除隊後にコカインの密輸に手を染めていたのだった。英国の密輸組織には上流階級の協力者がいる。スパローに協力していたのは、スワン卿であった。スパローとスワン卿はウルフをコルシカマフィアに差し出して手打ちをしようと画策し、逆にウルフに殺されたのだった。

次に狙われているのはスワン卿であった。キートンと警察は彼の家に赴き、警告をしたが、すでにスワン卿は準備万端整えていた。キートンはスワン卿の邸宅の茂みの中に姿を消してしまった。そのすぐあと、ウルフに組織をメチャクチャにされたレオ・ハニハがクレアの情報をもってスワン卿を訪ねてきた。クレアがウルフの弱点だと売り込みに来たのだ。

ウルフが必ずスワン卿の邸宅にやってくると踏んだキートンは、屋敷の木に登ってSASにしかわからないメッセージを残した。ウルフはそれを見て、敵にキートンがいると知った。

<雑感>

 

年内に終わらなかった。この「狩人の季節」は特に作画がすごい。最終回に向けて気合が入ってる感じだ。