「ウィッチハンターロビン」(2002年夏作品)第22話 感想 | 深層昭和帯

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監督:村瀬修功、キャラデザ:高橋久美子、制作:サンライズ。



第22話 ファミリー・ポートレイト

ファクトリーを指揮し、次々と捕獲作戦を強行する財前。さらに彼は、ロビンをハントしにきた刺客をも捕獲し、ソロモンとの対立関係を表面化するのだった。一方、亜門の足跡を追っていたロビンと凪羅は、ある老婦人の家へとたどり着き、彼女の息子がソロモンの遺伝子研究員であったことを知る。

息子の部屋をそのまま残していた老婦人が自由に調べていいというので、ふたりは手掛かりを求めて捜査を開始した。息子の藤堂は海外留学中に、ロビンそっくりの女性と交際していたようだった。だがロビンが気になったのは自分そっくりの女性のことではなく、同じ写真にジュリアーノ神父が写っていたことだった。

そのころソロモンから送り込まれたハンターを捕獲した財前のチームは、ソロモン本部と通じている仲間の裏切りによって捕まえたハンターを逃がし、オルボの秘密を奪われていた。同じころ、亜門に待ち伏せされていた凪羅は、彼からロビンをハントすると聞かされた。凪羅はロビンを守るつもりでいたが、彼は後ろから襲撃されて気を失ってしまった。

<雑感>

最終回に向けて話が動いてきた。すでにほぼ明らかであった堂島百合香がソロモン本部のスパイであった件は、亜門の口から語られた。亜門もまたSTNJとは決別してソロモンのハンターとして活動しているのだが、亜門は仲間を裏切るつもりはないのだという。堂島百合香もまたソロモンの情報をマイケル・リーに流している。

ロビンがハントされるべき存在なのか否かが問題になっており、ウィッチとクラフトをどう峻別しているのか探っている状態。藤堂研究員は、遺伝子のことからそれらを調べていたようで、ロビン自身か、もしくはロビンの母親と交流があったようだ。ロビンに似た写真の人物についてはまだ不明な点が多い。

一方、ウィッチとクラフトをオカルティックな面から区別しているジュリアーニ神父が藤堂とロビンの家系に関係している。以前から注目していたということなのか、これも現時点では確定できない。