「プラネテス」(2003年作品)第1話 感想 | 深層昭和帯

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映像が凄いな。ロストテクノロジーかってくらいいまより凄い。



2003年、監督:谷口悟朗。テンポがとても良い。谷口悟朗のコンテって本当に隙なく良く出来てる。

映像は凄いんだけど田名部がいちいちウザい。第1話からほぼ説明なしで人間性まで印象付けているところは上手いが、そういう制作的なことじゃなく性格がウザい。あんなのと組んで実際に宇宙に出たら命がいくつあっても足らない。多分10年代では通用しない炎上キャラだろう。

ロストテクノロジーのような素晴らしいアニメーションに00年代初頭っぽい緩い社会人描写。いまから20年前ってまだ日本社会に余裕があって組織改革を真面目にやらなかったせいで日本はいま死にかけているのだが、漫画やアニメもそれに加担していたのだなとよくわかる。

ちょっとしたウザさと古臭さに堪えながら最後まで楽しませてもらう。