「スケアリー・アパートメント」(2020年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

アルベルト・ピント監督によるスペインのホラー映画。出演はベゴーニャ・バルガス、イバン・マルコス、ベア・セグラ。

 



<あらすじ>

マノロとカンデラの夫妻は、子供ふたりと認知症の父を伴いマドリードに引っ越してきた。以前の住人は部屋で死んでおり、家具などもそのまま。部屋では早速怪現象が起こり始める。兄弟の弟ラファエロは、消していたテレビに映る老婆の人形に話しかけられた。すると彼の姿が消え、隣室から助けを求める声が聞こえた。

長女のアンパロは、その部屋で何者かに腕を掴まれるがそれ以上は何もなかった。彼女は元カレの子を妊娠しており、悪霊がいるのなら早急に除霊する必要があった。そこでカンデラの職場の車椅子の女性ロラに頼んだ。彼女には特殊能力があり、これまでにも多くの人間を助けていた。

悪霊の正体は、一家にメモを送り続けていたクララであった。クララは性同一障害の男性ミゲル(気持ちは女性)で、子供を産むことに執着したまま死に、悪霊になっていたのだった。アンパロのお腹の子を狙うミゲル。一家の大黒柱マノロが頑張って相打ちとなって死んだ。

一家は、マノロの保険金で借金を完済。田舎に引っ越した。

<雑感>

スペインの映画って力強い演出が魅力で、このホラーも出演者の目力がすごい。最後は父ちゃんが頑張って一家を救うところもスペインっぽい。

☆3.3。ただストーリーは割と単純なものが多く、クララが実在せず犯人の悪霊だってことはすぐにわかるし、子供を狙っていることも、おそらく父ちゃんが死ぬんだろうなぁとも予感されてしまう。