「腰抜けニ挺拳銃の息子」(1952年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

フランク・タシュリン監督によるアメリカの西部劇映画。出演はボブ・ホープ、ジェーン・ラッセル、ビル・ウィリアムズ。

 



<あらすじ>

ハーバード大学に通う2代目ピーター・ポッターは、父が隠した金貨を求めてソーバック・パスの町にやってきた。隠されていた箱の中身は空っぽであったが、父の昔馴染みだというホーキンズは秘密の地図にその場所は記されているのだという。

ふたりはその地図を手に入れたが、そこに昔ピーターに金を貸し付けたという集団がやってきて揉め事になってしまった。ホーキンズは地図を焼き捨てて逃げたが、ポッターが追いかけると彼は死んでいた。金貨をめぐる争いは激しくなり、女盗賊マイクと親しくなった彼は偶然金貨のありかを発見。マイクが悪漢たちを倒すと、ふたりで意気揚々と引き上げていった。

<雑感>

「腰抜け二挺拳銃」(1948年作品)の続編作品。前作は、腰抜け歯医者のピーターを、女盗賊カラミティー・ジェーンが助けて英雄にするという話だった。ピーターはまともに拳銃を扱えないのだが、ジェーンが物陰から相手を撃って、倒してしまうのだ。ピーターは目を開けると相手が倒れていて、自分が拳銃の達人だと勘違いしてしまう内容。

今回も主人公はほぼ役に立たず、女盗賊だが人殺しはしないマイクが彼を助けて最後は結ばれる。西部劇だが、自動車とインディアンが出てくる作品。意外に見どころなのはアクションシーン。乗馬技術が素晴らしい。

☆4.5。アクションコメディ映画として傑出した面白さがある。