「さすらいの女神たち」(2010年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

マチュー・アマルリック監督によるフランスのコメディ映画。出演はマチュー・アマルリック、ミランダ・コルクラシュア、スザンヌ・ラムジー。

 



<あらすじ>

フランスで名プロデューサーとして名を馳せたジョアキム・ザンドだったが、素行不良が祟って誰からも相手にされなくなり、すっかり落ちぶれてしまった。仕方なく彼はアメリカに渡り、ショーダンサーをかき集めると「ニュー・バーレスク」の興行で一山当てた。

そこで祖国フランスに凱旋帰国しようとするが、過去の素行不良がいまだに尾を引き、パリで興行を打つことができない。しょんぼりしている彼を慰めたのは、ダンサーのひとりミミだった。そしてほかのメンバーも駆けつけ、彼を励まし、一座はパリで興行できずともと力を合わせて舞台に取り組んだ。

<雑感>

ニュー・バーレスクなるものがわからなくて、ストリップでもやっているのかと頭の中が混乱したまま終わってしまった作品。アメリカではもともとセクシーなショーとしてのバーレスクの伝統があり、それにコントなどを組み合わせたものがニュー・バーレスクなのだそうだ。

ポールダンスの位置づけとか、ストリップとの線引きなどはよくわからないままだった。同じものかもしれない。落ちぶれたフランス人と、金さえ貰えれば何でもいいアメリカ人が、フランス旅行しただけの変なロードムービーだった。

☆2.9。太っちょのアメリカ人の裸が好きな人は楽しめるかも。