「山と谷と雲」(1959年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

牛原陽一監督による日本の恋愛映画。出演は石原裕次郎、北原三枝、金子信雄。

 



<あらすじ>

山岳写真家の牧戸次郎は雪崩に巻き込まれて遭難した。救出されてであったのが寿々子であった。彼女は次郎の兄に求婚され、次郎はそれを祝福した。ふたりは結婚したが、次郎は寿々子を愛していることに気がつかなかった。風景写真しか撮らなかった次郎が寿々子を撮った。

弟の気持ちに気づいた兄は、寿々子を避けるようになった。寿々子は思い悩んで苦しんだ。弟は兄を殴った。そして自分の気持ちに素直になることにした。

<雑感>

これは石原兄弟をモチーフにしすぎていて、逆にすごく違和感がある作品だった。何をどうしたいのかさっぱり意図が不明である。

☆2.6。石原兄弟がインパクトがあったのはわかるが、もうちょっと関係性を深堀するとか、ドキュメンタリー風にするとか考えてほしかったかな。兄弟設定だけ使ってなんだかおかしなフィクションになってしまっている。