「グラキン クイーン」(2010年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

松本卓也監督による日本の青春映画。出演は西田麻衣、マチーデフ、飯田里穂。

 



<あらすじ>

眼鏡をはずすと可愛くなるツインテールの女と、カメラマン志望のグラビアオタクが出会ってグラビア会に殴る込みをかける。写真は評判になり、女は東京へ行くことになるが、土壇場で翻意して電車を降りた。

<雑感>

内容はただの夢を追う高校生の話なのだが、この作品はレイアウトに凝っていて、カットごとにちゃんと色彩も作ってあって楽しい作品だった。低予算映画なので可愛い設定の女の子がそれほど可愛くないとかいろいろあるが、そうではなく、低予算でもちゃんと映画として完成度を高めようとしているところが良い点だ。

☆4.0。カットの繋ぎも良く、テンポも悪くない。音楽の使い方もいい。「欲望の怪物」(2019年作品)と同じ監督のデビュー作。まだ45歳だそうだし、有望じゃないかな。