湯浅政明監督による日本の青春アニメ映画。
＜あらすじ＞
サーファーのひな子は地元の波に乗りたくて実家近くの大学に進学した。下宿先のマンションが地元ヤンキーの花火で火災に遭ったとき、消防士の港と出会い、彼に得意のサーフィンを教えることになった。港は子供のころ同じ年くらいのサーファー少女に助けられたことがあるという。
港は得意じゃないサーフィンで死んでしまった。落ち込むひな子は港のことが忘れられずにいた。すると港はコップの中に小さな姿で復活した。周囲の人間に彼は見えない。誰もがひな子がおかしくなったと心配したが、ひな子には確かに見えるのだった。
彼女は小さな港との交流を続けた。ある時交通事故に遭った人物を救出したひな子と港だったが、その日を境に港の力は弱まってきた。そしてまた地元ヤンキーによってマンションが火災になった。港は最後の力を振り絞ってひな子を助けた。
幼いころひな子が助けた溺れた少年とは、港のことであった。港は昇天して消えてしまった。ひな子はライフセーバーになった。
＜雑感＞
湯浅とサイエンスSARUのオリジナル劇場版映画。よく動くし綺麗だし最高でした。ひな子は港のヒーローで、港はひな子のヒーローという関係性も現代風。誰に配慮しているのかはわかりませんが。
ラストシーンのひな子を救出しつつマンションを鎮火しつつ、なおかつサーフィンさせる映像もダイナミックでよかった。「日本沈没」さえ作らなければ･･･。
☆5.0。よくCGに拒否反応を示す人がいるけれども、ここまでダイナミックに動かしてあったら文句はないだろう。ひな子ちゃんも可愛いし。
素晴らしい青春映画でした。