「アウェイク」(2013年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

アルノ・マラロン監督によるアメリカのサスペンス映画。出演はジュリアン・ミシェル、スティーヴン・バウアー、ジョン・サヴェージ。

 



<あらすじ>

サマンサは母の死の真相に迫るために故郷へと戻った。葬儀屋のドレイクに会い、実家で父と会う。彼女の脳裏には母を虐待していた父の姿と銃を手にした自分のイメージが残っている。父に引き留められ、数日家で過ごした。彼女はドレイクのところで仕事を貰うことになっていた。

サマンサは当時8歳で事件の詳細を覚えておらず、すぐに伯母に引き取られた。伯母は父が犯人だと信じていた。サマンサは16歳で伯母の家を出た。そんな彼女に、ドレイクは母の死の状況を教えた。母は浴槽で死亡していたこと、検視官が他殺だと鑑定しなかったこと。やがて、母にトマスという弟がいたことがわかった。

トマスは精神病院で生きていた。トマスはサマンサに対して、姉が殺されたこと、君も狙われていること、誰も信じるなと伝えた。

ドレイクは町のワルに金を出させて町長選挙に出馬したが敗北してしまった。そのことでワルたちに命を狙われていた。失敗の原因は、彼がサマンサの母と関係を持ったことだった。母はドレイクらの関係に巻き込まれ、父は母の浮気を疑った。その際に銃を持ち出し、娘は父を止めようとして銃を暴発させてしまい、父を殺したのだった。

サマンサは、伯母になど引き取られておらず、ずっと入院していた。彼女が町にやってきて、実家に泊まっていたときずっと一緒だった父は、彼女が作り出した幻影だった。

<雑感>

うーん、微妙。そんなにすごい秘密があるわけではなかった。父と娘の愛情を描いていただけであった。銃が暴発して娘が父を死なせたとわかったとき、アメリカではありがちなことだよねと嫁と頷き合ったものだ。本当にありがちなのかどうかは知らない。

☆2.9。ジェケ詐欺の一種で、幽霊なんか出てこないし、ホラーでもない。