「テラビシアにかける橋 / Bridge to Terabithia」(2007年作品)感想 | 深層昭和帯

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ガボア・クスポ監督によるアメリカのファンタジー映画。出演はジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ、ゾーイ・デシャネル、ロバート・パトリック。

 



<あらすじ>

アメリカの田舎町に住むジェシーの隣家にレスリーという少女が引っ越してきた。レスリーは詩を作るのが上手く、脚が速く、同じバス停を使う。ふたりは森の奥のツリーハウスを拠点にして、ふたりだけの王国テラビシアを作ることになった。レスリーは王国を反映させるには、仲間を闇の魔導士から解放しなければいけないという。

ジェシーは孤立して学校に居場所がないと感じていたが、いじめっ子たちを敵だと思うことで状況を変えられると教えられ、王国の問題を解決しながらジェシーは現実の問題も解決していく。鍵束を探さねばならなくなったときも、レスリーは一緒だった。

ジェシーは、レスリーが死んだことを聞かされた。王国へ渡るロープが切れて、川で溺死したのだ。ショックを受けたジェシーだが、仲が悪かった父に慰められ、妹とともに王国へ渡る橋を架け、本物の王になった。

<雑感>

空想と現実の境界が曖昧な幻想的な作品だった。子供の脳というのはそういうものだが、それを上手く映像化できている作品は少ない。この映画はとてもよく作られていた。

吹き替え版で観たんだけど、ジェシー少年の声優さんがだるい感じで話す人で、合ってるんだか合ってないんだか微妙な気がした。映画を吹き替えで観ることがあまりないので、あれが普通なのかもしれないが。

☆4.6。邪険にされていた妹が最後にお姫さまになって、なんか救われた気分。ジェシーは妹にまでかまってやれないダメな兄だったのだ。