「走れ、絶望に追いつかれない速さで」(2016年作品)感想 | 深層昭和帯

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映画、ドラマ、アニメ、特撮など映像作品の感想を中心に書いています。

中川龍太郎監督による日本のヒューマンドラマ映画。出演は太賀、小林竜樹、黒川芽以。

 



<あらすじ>

大学時代の親友が自殺をした。彼が描いたという絵を見ると、付き合っていた女性ではない。名前があったのでその女性を訪ねて事実を知らせる。女性はホステス。自殺の話を聞いても別にどうということもなさそうなのですぐに店を出る。親友、仕事を頑張る。

<雑感>

あっけなく自殺した親友のために何かできないかと頑張ってはみたが、絵のモデルになった女はつまらない女で大した手掛かりもなく終わる。まぁそこは重要じゃないのだろう。それにしても簡単に死ぬものだ。死んだ人間を描きながら主人公が生きているさまを描く手法に辟易する。

☆0.2。想像力を働かせないで他人の死を舐めるように味わって自分の生の実感に繋げようとする気持ち悪さに吐き気がしたわ。

それでも0.2点あるのは、オレの大学時代がイマイチだった理由が「酒が呑めない」ことだったと改めて教えてくれる描写が多く、ほぼその点数。