デザインのとらえ方(第1回) | 【大阪のビーズ教室】とある北摂アクセサリー教室講師・デザイナーのブログ【アクセサリー教室・箕面・高槻・池田・堺市・豊中・泉北】

【大阪のビーズ教室】とある北摂アクセサリー教室講師・デザイナーのブログ【アクセサリー教室・箕面・高槻・池田・堺市・豊中・泉北】

大阪府北摂地域(阪急沿線・箕面・石橋・池田・茨木・豊中)にて活動。
足立あす香主宰のアクセサリー・ビーズ教室Shanti活動録。
OLさんから主婦さん、学生さんにご年配の方、ぶきっちょさんもご安心ください!
初めての方も可愛いアクセサリーが簡単に♪

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
こんにちは o(〃^▽^〃)o ♪
大阪府北摂(箕面市・池田市・豊中市・阪急沿線沿い・国道171号線近辺)でビーズ教室Shanti(シャンティ)講師、天然石を中心としたアクセサリーブランドPrana(プラーナ)の製作兼・デザイナーをしている足立あす香です♪

フリーレッスンはもちろん、公益財団法人日本生涯学習協議会(JLL)(所管:内閣府 会長:桂由美)の認定資格「ビーズスキル」の資格取得もできます♪PC操作、画像加工のフォローもばっちり☆

ピンワーク、テグス、UVレジン、蠟引き紐編み、羊毛フェルト、ワイヤーワーク、ビーズステッチ、ビーズ刺繍、ナイロンゴム、プラ板アクセ等興味ある方はお気軽にお問合せくださいハート

少人数制教室で、初心者でも丁寧に教えますのできっと素敵なアクセサリーができあがりますよ♪
世界で一つだけの素敵なアクセサリー・ジュエリーを自分の手で作ってみませか?
目指せカリスマ主婦☆ もう○○さんのお母さんだなんて言わせない!楽しんで作っていきましょー♪
お教室体験・見学、随時受け付けております。お気軽にお問合せください♪

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

今日はさらなる資格取得、指導力・技術力UPのため小堀先生の所にレッスンにいってきました。(講師をスタートしても、つねに日々勉強、勉強の毎日です♪)
そこで対称にすべきか、非対称にすべきかといった話が出たので一度自分の頭の中の整理を兼ねて今日はデザインのとらえ方について、素人ながらお話しさせて頂きたいと思います。

実は同人あがりのアクセサリー屋なもので、アクセサリー制作を始める前はずっと絵を描いていた関係上デザイン理論、色彩理論についてはかなり興味があったりします。現在のアクセサリー制作の時の基本は絵のデザインをするときの考え方が基礎になっています。

アクセサリー以外の読者さんも多いので、アクセサリーだけでなく、デザインの基本についてどう捉えるか、汎用性の高い話になればいいな。


【第一回】対称と非対称(シンメトリーとアシンメトリー)について。

これはどちらがいいというわけではなく、それぞれの性質を理解したうえで、自分が表現でなにを狙いたいかによって使い分ける方がよいと考えています。まずはそれぞれの性質について。
≪対称のもつイメージ≫
●プラスイメージ●
安定感 調和感 整然とした感じ 権威的 完璧な美しさ

●マイナスイメージ●
停滞感 凡庸感 息苦しさ 没個性 おしきせ

●プラスマイナスではわけられないイメージ●
人工的 


≪非対称のもつイメージ≫
●プラスイメージ●
躍動感 個性的 移ろう、変化のある美しさ 自由

●マイナスイメージ●
不安定感 不調和感 

●プラスマイナスではわけられないイメージ●
自然(自然の多くのデザインは左右対称ではないため。例えば人の心臓)これは一概に言えません。あとから説明します。

他にも色々なイメージがあるかもしれませんが、簡単にあげてしまうとこんなかんじ。
自分が見る側、手に取る側にどう取られたいかによって使い分ければよいと思います。
例えば、オフィシャルな建築物、宗教的建築物にはシンメトリーが多いです。
ファッションも、オシャレ感を出すなら非対称。目につくし、ありふれた感じではないですものね。ただ、これがフォーマルにつかいたいファッションアイテムなら、シンメトリーが個人的にはいいかなと思います。
万人受けしたいならシンメトリー。
賛否両論あっても、愛してくれる、良いと思う人はすごく良いとおもうのはアシンメトリーのものが多いかな?なんとなくですが。

例えば、広告や、コンクール、人とは違う点をアピールしたいならやはりアシンメトリー。


ちなみに対称にも種類があります。
平行移動、点対称、線対称
ほかにもあったかな・・・
ちょっと調べてないので思いつくのはこのあたりなのですが、
例えば


これが元の画像とします。

【平行移動】




【線対称・鏡像】


【点対称・回転】



パターンでいくつかあげてみます。

【平行移動】


【縦軸に対して線対称にしたものをさらに横軸に対して線対称】
【縦軸に対して線対称にしたものを横軸に対して平行移動】


【軸に対して回転】



ぐるぐるーって絵のほうがどっちに回転させたかわかりやすいかなーとおもって描いてみたんですが、適当な絵ですみません(汗)


一般的に一点に対して回転にすると、権威性に永遠、普遍性あたりのイメージが強化されている気がしますし、平行移動のモチーフの連続は、レトロ感というかチープ感、凡庸感が強調されている気もします。
この辺は、ちょっと調べてみてもそのようなとらえ方をされている方がいないので、一般論ではなく個人的な感想とおもっておいてください。

今回話題にあがっていたのはネックレスのデザインですが、
背骨のような中心線に対して左右線対称とするのか、モチーフの連続で平行移動という意味で対称にするのか、連続するモチーフの中のデザインも対称にするのか、こういったことが考慮できます。

。●○●。。●○●。。●○●。(線対称のモチーフを平行移動)
なのか
。●○。●○。●○(非対称のモチーフを平行移動)


今日先生とも話していたのですが、正解ってないと思いますので、自分の意図するように見せればいいのではないでしょうか。


ちなみに、非対称が自然だということに、注意書きを入れたのですが、自然の中のデザインって、完璧に線対称でもないし、完璧に非対称でもないというのが自分の思うところです。
多くは対称を基本としながら、どこかそれが崩れたところがある。
それが『ゆらぎ』であり、リラックスする要素だとか。

自然をモチーフとしたPranaでは、その対称性の崩れをうまく表現できるようになりたいと思っております。
あと、デザインと形で興味があるのは、自己相似性とフラクタル。
ゆらぎ、自己相似、フラクタル、すごく興味があります。


たまに非対称デザインむずかしーよーって方がいますが、その方は例えば、黄金比(1:1.618)や白銀比(1:√2)をもった三角形を利用してデザインしてみるのもいいかなと思います。
例えば、ネックレスの場合

【黄金比の利用】


【白銀比の利用】


こうした感じで、楕円がネックレスラインとしたら、各赤いあたりに主要なモチーフ、目立たせたいものを配置するとかどうでしょう?


ただ、作ってるうちに石の重みなどでかけたときのラインの出方もかわってきてしまうので、最終的には『なんとなく』になるのではないでしょうか。
それか、マネキンにつけた状態で修正するとか?
どっちにしても面倒なので私はしてません(笑)
なーんとなく、見た目で大体です。
ただ、きっちりとした二等辺三角形、正三角形だと対称になってしまうし、傾けたところでそこまでおしゃれじゃなくなるので、ちょっとくずした三角形を意識することは多いです。
(それでもふつうの線対称よりは躍動感があるので、正三角形、二等辺三角形を傾けて使用することはけっこう私の中ではあります)
で、あと、これ両方一番短い辺が下に来るようになっています。つまり、三点中二点が下に来てるんですね。
どうしてかっていうと、画面上の配置、空間上の配置で、上に配置すると動的、不安定なイメージを与えるのに対し、下に配置すると、静的、安定感のあるイメージを与えるためです。

私の大好きなジュエリーメゾン、ヴァンクリーフアーペルさんのこのページにもアシンメトリーのジュエリーについて、自然と絡めて説明があります。よかったら見てみてください。
買えやしないけど、ヴァンクリーフアーペルさんの一般向けではないハイジュエリー、すごく芸術的で、自然の移ろい、エスニックな躍動感等感じさせてもらえる作品が多く、よくHP見に行きます(笑)


次回は、カラーと配色の論理っぽいことを書かせていただけたらと思います。



creemaさんのWebショップにも新作UPしました
お買い上げはもちろん、お気に入り登録していただけると、それだででもやる気がでます☆
よろしくお願いします↓
アクセサリーブランドPrana Webショップ



にほんブログ村


人気ブログランキングへ

↑いつも応援ありがとうございます☆