スポーツ外傷① 前腕骨骨端線損傷 | 奈良市、木津川市、生駒市の走るスピードトレーナー野島竜一のブログ

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奈良市でスポーツ外傷、スポーツ傷害を専門で行っている

整骨院。

奈良市・木津川市・生駒市近隣の緊急治療も行っております。

 

 

本日は骨端線損傷。

聞きなれない外傷名。

教科書でもほとんど触れない外傷です。

しかし、自分はこの外傷を数多く診てきました。

 

骨端線損傷とは子供の成長過程で必ずある成長軟骨です。

ほとんど全身の骨に存在します。

 

大人の骨の性状に比べて軟骨部分である為柔軟性があり外力に

は弱い部分です。

ですから子供特有の外傷といってもいいと思います。

 

しかし、この診断は非常に難しいのが現状です。

 

骨端線損傷は強い衝撃やオーバーユースで起こりうることが

ありますが、捻挫や亜脱臼などと間違われるケースも少なくありません。

頭の中にそういう症状がきちんとインプットされていないと

見た目は捻挫などによく似ていて判断基準が難しいのが現状です。

 

しかし自分の経験からも多くの骨端線損傷をみてきましたが捻挫とは明らかに

可動域制限や疼痛の感覚が子供の顔から伺えます。

 

 

スポーツ外傷専門とはあらゆる外傷に適応していることです。

そして正確な診断を行うにはある程度のキャリアが求めらます。

 

教科書どおりでは骨端線損傷はそれほど大きく扱われていませんが

この症状のお子様の患者様は少なくありません。

しかし、多くが見落とされる可能性があります。

 

 

スポーツ外傷とはスポーツを行っている選手が訪れることでは

ありません。

いかに、スポーツでの特有の外傷を診ることが出来て的確な判断ができるか

そしてリハビリまで含めた計画を立ててれるかです。