緩和ケア科の医師との面談と夫の病状 | アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

同じ闘病をしている方やご家族の方が基本で広告目的、勧誘目的、宗教などは拒否、その他の方はメッセージを下さい読んで決めます
①アラ冠になって思うこと・色んな日常
②夫の腎がん闘病記
③Ⅱ型糖尿病の治療のために受けた胃スリープ手術とその後の生活の記録のまとめ

昨日は転院した病院の緩和ケアの医師との面談でした。

娘と2人、酷い雨の中を私の運転で行きましたが正直怖かったです。

大きな国道をメインで走るのですけど60㎞規制でもワイパー最高で50㎞以上は出せないくらいの降り方です。

車に初心者マークをペタペタ貼りまくっているのですが、この雨じゃ周りの車からは見えないだろうな。

でも安全第一と考えて頑張って病院まで運転しました。

 

 

緩和ケアの医師との面談は大学病院で撮った造影CTを参考にしながらでしたが、一昨日の泌尿器科の医師との面談より一歩進んだ見解を言われました。

 

↓以下にネットで見つけた終末期の患者についてを載せます(知りたくない方は閉じて下さい)

 

 

がん終末期の経過・余命1ヶ月の症状や身体機能の低下の具体例とは?

 
末期がんで余命1ヶ月~終末期の経過や症状について

末期がんで余命1ヶ月の宣告を受けた場合、身体の状態は急速に変化します。亡くなる約1ヶ月前には、食欲不振や倦怠感、呼吸困難感などの症状が出現し、これらの症状は日を追うごとに増強していく傾向があります。

多くの場合、がんが進行しても患者様の全身状態はしばらくの間保たれています。しかし、死亡が近づく約1ヶ月の間に、その全身状態が急速に低下するのが特徴的です。これは、がんの部位や組織の種類にかかわらず見られる現象で、末期がん患者様の臨床経過には一定の共通性や規則性が存在します。この共通性は、がんが進行するにつれてさらに顕著となる傾向にあり、終末期においては特に明瞭となります。

 

終末期における【月単位】の経過と症状


余命宣告を受けた際の患者様の身体的・心理的経過は、病状の進行度合いと深く関わっています。特に余命が約1ヶ月と診断された段階と、それを過ぎた後の1ヶ月では、その変化は顕著となります。

余命宣告を受けてから約1ヶ月までの間、多くの患者様は食事の量や水分摂取が徐々に減少していくことが確認されています。これは、がんの進行や腫瘍による通過障害、便秘、嘔吐、嘔気などが影響していると考えられます。また、これらの身体的な症状とともに、心因性の食欲不振も出現することが多いです。

そして、余命宣告から1ヶ月を過ぎると、身体のだるさが増してくることが多くの患者様で確認されています。これは、がんそのものの症状や治療、薬剤の副作用などが主な原因として挙げられます。特に動く度に息が上がるような状態となり、これがさらに不眠や不安、落ち込みなどの心理的症状を引き起こすことも少なくありません。

 

終末期における【週単位】の経過と症状


がんの進行や機能の衰退に伴い、飲み込む力が次第に弱くなることが多くの患者様で確認されます。この影響で食事量や水分摂取が減少し、体力や筋力の低下が急速に進行します。水分摂取の減少は、脱水状態を引き起こし、それがさらに心臓や腎臓の機能衰えと関連し、尿の量も減少するという状況となります。

また、生存期間が約1週間前頃を迎えると、身体機能の全般的な低下が見られ、患者様は長時間眠るようになります。この時期には、会話するエネルギーも限られ、患者様とのコミュニケーションは少なくなる傾向が強まります。

さらに、約2週間前には「せん妄」という症状が現れることがあります。せん妄は、身体的異常や薬物が原因で急激に発症する意識障害の一つです。主な症状としては、幻覚、妄想、見当識障害、気分の変動や落ち着かない状態などが挙げられます。その背後には、低酸素状態や代謝異常、薬物の影響などによって、脳からの神経伝達物質のバランスが崩れることが関係しています。

 

終末期における【数日から数時間】の経過と症状


宣告された期間までの数日~数時間では、患者様はウトウトと眠っている時間が増えるようになります。これは意識の低下を示すもので、苦痛も感じづらくなる一方で、音や声は最期まで聞こえていることが多いので、家族や介護者の声かけに反応することがあります。

また、気道に痰や唾液が溜まる「喘鳴」という症状が見られるようになります。これは筋力の衰えや、咽頭や喉頭の機能の低下により、唾液を適切に飲み込むことができなくなるためで、呼吸の度にゴロゴロとした音が発生します。さらに、胸郭の動きが小さくなり、下顎を使った「下顎呼吸」が見られるようになることもあります。

血液の酸素が不足すると、皮膚が青紫色になる「チアノーゼ」という症状が出現します。これは正常に呼吸を行えないために発生します。

そして、心臓の機能低下が進行すると、脈が触れにくくなるとともに、血圧も低下していきます。この状態は体の生命活動が弱まっていることを示しています。

 

 

監修者 | 麻生 俊英

福岡同仁クリニック院長。医学博士。九州大学医学部卒業後、九州大学医学部付属病院、メルボルン王立こども病院、インドネシア国立ハラパンキタ心臓センター、北里大学胸部外科等を経て現職。
国際救援基礎研修(国際赤十字連盟)、コソボ難民救援(国際赤十字連盟、国際赤十字委員会)、トルコ地震被災者救援(日本赤十字)、東南アジアの移民に関するセミナ―(国際赤十字連盟)等において国際救援に従事。

 

 

緩和ケア医師の説明はこの麻生先生の書かれている通りでした。

もう、ゆっくりとした下降ではなく急激に下降する時期に入っていると思われる、と。

私と娘も同じように考えていたので「食べられないということはそうではないかと思っていました」と答えました。

そして「緩和ケアに早く移り少しでも苦痛がなくゆったり過ごして欲しいと思っている」と伝えました。

緩和ケアの医師も今の状態は緩和ケア相当と判断してくれたのでしょう「病室が空き次第移動しましょう」と言ってくれました。

この病院の緩和ケア病棟には多床室(4人部屋・無料)個室(無料)個室(有料)があるそうで、急ぐと有料の個室になるそうです。

夫は人とかかわるのが嫌いで、大学病院でも4人部屋になってからは「隣のベッドの人がベットで電話をしょっちゅうしてうるさい」と文句を私に行っていたし、壁際のベッドだったので「暗いのは嫌だ」と言っていたのです。

なので、こちらの病院へ移る時には有料でも(一般病棟は有料の個室しかない為)個室を希望しました。

だから緩和ケア病棟に移れるのが早くなるなら有料個室でも支払う覚悟は出来ています。

在宅にしないということは、それだけの支払いが付いてくることは介護職だった私たちには当然のことだと分かっていますしね。

まだ週単位の症状までは行っておらず、意志と意識はしっかりしているうちに緩和ケアに移らせてあげたいと願っています。

でも症状は確実に進行していて尿バッグに貯まっている尿には明らかに分かる血尿が入っていました。

腎臓をどんどん癌が侵食しているという事実を目に見えて感じましたが、病院側も考慮してくれているのかベッドの側面より下に尿バッグをかけて、夫から見えないように配慮されています。

今の夫はだるさの方が勝って車いすへ乗ることも嫌がっていますし、便秘がひどいので尿バックをつけていたらトイレもほとんど行きません。

食事も固形物を食べられないからなおさらですね。

むしろカテーテルが外れる心配があるのでオムツをしているのですよね。

これはプライドうんぬんより、カテーテルが外れた場合の被害を考えたら仕方がない事ですね。

寝てる間に動いたり引っ張ったりしてしまう可能性がありますから。

きっと看護師や医師もそう説明してオムツにしたのだと思います。

 

とりあえず今は緩和ケア病棟への移動連絡待ち。

緩和ケア病棟には共用の冷凍庫もあってアイスや氷も差し入れできるそう。

夫が欲しがっていたけど今の病室の冷蔵庫は冷凍室がないので買ってあげられなかった。

移ったら一番に好みのシャーベットとブロック氷を差し入れて上がるつもりです。