先ほど今日の泌尿器科の担当医から電話がありました。
夫はどうやら血液の状態、特にカリウムの数値がかなり高くてせん妄状態に近いような、看護師が指示をしてもぼーっとしていたり、薬を置いたのに飲まないで寝てしまったりしていると。
25日に入院をした時には普通に会話も出来たし、少しの距離ならば歩くことも出来ていたのに坂道を転がるように悪化しています。
今日の担当医に腹膜播種とは言わないけど、他に浸潤しているということはお腹の中にがんが広がっていると考えていいのですよね、と聞いてみました。
すると今日の状態を見て脳のCTも撮ったけれど出血などは見られなかったので癌の進行によって全身状態が悪くなっていると考えられます、という返答でした。
夫は今の大学病院に移る前の病院でカボメティクスの副作用からパニック数値になって主治医から「この状態になると2~3か月でどうにかなっちゃうこともあります」と余命宣告のような言葉を言われました。
輸血でなんとか落ち着いたので、より高度な治療を求めて今の大学病院へ強引に転院した経緯があります。
転院してすぐにも副作用の名残で好中球がパニック数値になり入院・輸血で体調を戻し、やっとオプジーボにこぎつけました。
オプジーボでも途中で間質性肺炎の副作用を起こし、緊急入院や肺の多発転移の再発などもありましたが、何とか乗り切って今まで来ました。
だけど、今回はかなり厳しい…でしょうね。
腎臓が血液を作る指令を出せないくらいに機能が落ちていて、そのせいで強度の貧血や酷い浮腫みが出て、貧血がひどいから全身に酸素を送る為に心臓が必死に働いて高血圧になり、ついに疲れてしまって心不全状態にまで近づいてしまったのですから。
オプジーボの効果がなくなって急進行型と言う腎臓ガンでも少ないタイプの夫は一気にガン細胞が活発化して、まるで坂道を転がるように2週間で悪化していっています。
最初の病院で言われた2~3か月を考えたら10倍、3年のおまけを貰ったと考えるしかない。
使える有効な薬がない上に、あちこちの臓器に問題が起きていれば出来る治療も限られてくるでしょうからね。
もう、いつ病院から呼び出しがあるか分からない、そんな意味の言葉も今日の担当医から言われたので、遠方にいる夫の兄に電話をしました。
たぶん、夫の性格から考えて入院したことも連絡していないと思ったので。
案の定、連絡をしていませんでした。
現状を話して、面会はまだ出来ることを伝えると「明日上京する」と。
病院の場所や面会時間を説明して、電話を切りましたけど、25日の時点からこうなるなんて私も予想していなかったので夫もお兄さんが面会に来たら「なんで勝手に電話したんだ」って私に前のように怒るかもしれないけど、でも知らされなかったらお兄さんが怒ると思うからね。
なんと言われても面会が出来るうちに合わせてあげるべきだと私は思うからいいや。
私もこれからは毎日スマホを手元から離さずにいないとね。
寝る時の充電場所も枕元に変えて常に気付くようにしておかないと、あと予備バッテリーもしっかり充電しておかなくちゃ。
そろそろ機種変更しようかと思うくらい最近は充電切れが早くなってきているから。