父が不在中
いつも陣取られている居間で
久しぶりに寛いでいると
あるモノが目に飛び込んできた
ボロボロだけれど
ひと目でそれは大切なモノ
であるとわかる
ふむふむ
付せんの部分の楽譜や
挟まっているプリント用紙など
こういうのって
見たいけれど
オーラが強すぎてかえって
まともに見れない
人が大切にしているモノに
わかった風に土足で踏み込むような
そういう事はしたくない
まだ現役だから
娘に何かを語るとかもしないだろうし
娘としても
何かを尋ねてもいけないような
そんな気がする
これからも
その判断は後悔しないと思う
そっと
もとあった場所に置いた