タロウ高3、

6月のある日。


県外からおばあちゃんが遊びに来ていたので、

私と娘のハナコ3人で出かけることになった。


タロウは受験生。


もちろん残って受験勉強。


「じゃあ行って来るね。

 大変だけど、勉強がんばって!」


とタロウに声をかけ玄関を開けると、


小雨の降る中

すぐ横のベンチに一人の女の子が。


私を見るとすぐに階段を降りて行ってしまった。


んん!?


今のはもしかして

佐藤さん(タロウの彼女の名前)??


うちに来ることになってたのか!?


だったら何であんなにコソコソするんだろう??


頭の中が


はてなマークはてなマークはてなマークだったけれど、


出かけ際だったし、

そのまま車に乗って発車した。


するとすかさず、


またあの女の子が

うちのアパートの階段を駆け上って行くのが

バックミラー越しに見えた。


家族が出かけた途端

忍び込むってどういうこと??


年ごろの高校生男女。


まさか!


まさか!!


子どもでもできちゃったら…

大変だっっっ滝汗


すぐ近くの仕事場にいる夫に電話して、


家に帰って一度様子を見てきてほしい

と頼んだ。

 

長い時間二人きりにしておくのは

心配だったのだ。


夫は面倒くさそうだったが、

私の剣幕にしぶしぶ承知してくれた。


さて、


とりあえずこれでひと安心…かな真顔


ちょっと心配ではあったが、


せっかくおばあちゃんが来てることだし

予定通り出かけることにした。



夕方帰ってみると、

家にはタロウ一人だった。


が、


脱衣所にはなぜか

女物のタンクトップ

脱ぎ捨ててある驚き


さすがにブラジャーやパンツは

見当たらなかったけれど…知らんぷり


またまた頭の中は


はてなマークはてなマークはてなマーク


さり気なくタロウに聞いてみると、


「雨に濡れたから着替えたみたいよ」


う〜ん真顔


そういうことなのか。


私が一人で慌てまくっただけなのか。 


それにしても佐藤さん、


着替えた服をなんでうちに置いて

帰ったんだろう。


なんかタロウ、

彼女の言いなりになってないか不安


今までは彼女が来る時は来るって

言ってきてたのに、


なんで今日は内緒にしようとしたのか…


もしかして


押しかけて来られちゃった!?



ナゾの行動に


はてなマークはてなマークはてなマークの尽きない日だった。


夫も


ほんとに様子を見に行ったのか

深く追求はしなかったが、


「別になんもなさそうだったけど」


と大して気にも留めてない様子。


私は夫に、


タロウも年ごろになって

彼女ができたんだから、


きちんと避妊の話をしといた方がいいと思う

と切り出した。


なのに、


「そんなこと言われなくもわかってるだろ」


と逃げ腰な態度。


まー、

予想はしてたけど泣き笑い


夫は当てにならないことがはっきりした。


ならばここは

私から、


親として

大事なことを

言わねばならぬDASH!


と決意した瞬間であった。



後半につづく



のんびりいくニャ~