タロウ、

高校最後の体育大会。


小さい頃から落ち着きがなく

猿のようにすばしこい子だったので、


リレーに徒競走にと

運動会では活躍できる場面が多く、


親は応援に熱が入ったものだ。


さすがに高校ではないものと思っていたが、


自分の子どもの頃と違って

今は高校でも保護者の応援が多く、


盛り上がっていてびっくりした。


うちはサービス業のため

土日祝日は仕事なので、


さすがに高校生の息子の応援に

ハマって行くことはしなくなったが…。


我が子の幼稚園時代から始まった

運動会のお弁当作りも


今年が最後になるのかと思うと

感慨深いものがあり、


朝から早起きして

いつもより豪華なお弁当をこしらえた。


海苔巻(これだけでもけっこう大変あせる)

唐揚げ

ちくわのしそチーズ巻

お煮しめ

ミニトマト


できたおかずをタロウのお弁当箱に詰め、


「がんばってくるんだよ」


と気持ちを込めて蓋をし手渡した。



お昼。


お弁当、喜んでくれたかな。


私も仕事場で同じおかずのお弁当を食べながらタロウにエールを送った。



帰って来て空っぽのお弁当箱を受け取り、


お疲れさま!

と声をかけたらいい思い出がまた一つ


できた



はずだったのだ。



なのに…



なのに!!



ヤツは

一口も食べずに帰って来たゲッソリガーン



も〰う

がっくりなんてもんじゃないチーン


ショックが大きかったせいか、


その時タロウがなんて言ったかは

忘れてしまった。


が、


彼女がお弁当を作って来てくれたから

そっちを食べた


ということは覚えている。


私はお弁当を作ってくれた彼女に

腹を立てたわけじゃないし、


むしろその気持ちはありがたいことだと

思っている。


タロウだって、


彼女がわざわざ自分のために

お弁当を作って来てくれたなら、


そちらを食べるということも理解できるちょっと不満


ただ、


それならそうと、



先に言ってほしかった不安



私の早起きしたあの時間と

労力を返してくれ〰笑い泣き



青春真っ只中の無邪気な若者たちに


振り回される母であった。



3年生はこの体育大会が終わると

本格的に受験モードに突入する。


タロウ、

恋と勉強の両立はできるのか?!



とっぴんぱらりのぷぅ




母ちゃん、ドンマイだワン