ColoredDaysMagazine1月号特集は、”病気体験記を書くということ。”
・読んだ病気体験記の名前:『うずの乳がん日記』 著者 うずさん
・病気体験記のURL:http://lifepalette.jp/palette_book/show/105/29#/articles/270
・読んだ部分のはじめの記事のタイトル:しこり発見
・読んだ部分の終わりの記事のタイトル:治療 終了
私が読ませていただいた『うずの乳がん日記』は、タイトルの通り女性特有の病気である「乳がん」になった著者うずさんの、およそ9ヶ月にわたる手術・治療の日々がつづられています。
一才の息子さんがいる若いママである著者うずさんが胸のしこりに気づいたのは27歳の誕生日当日。
乳がん検診って30歳になってからだから、20代での発病って少ないのかと思ってたけど、意外と20代の患者さんも多いんですって。
うずさんの日記には治療のつらさや大変さも綴られていますが、それ以上に彼女の強い意志が感じられます。
たとえば病気になって改めて分かったこと、子供や家族と生きていくこと、自分に何が出来るのかということ、それに行政への思いなど、色々な面で病気と向き合っているのが伝わってきました。
病気って実際自分や家族の身に起きてみないと本当の辛さや大変さって分からないのが現実なので、うずさんの気持ち全部を分かってはいないのだろうけれど…。
それでも、日々の平凡な生活がいかにありがたいか、家族や友人の支えがどれほど大きいか、受けずにいた検診がいかに重要かなど、色々と考えさせられました。