香椎美裕紀ストーリー <第2話> あきらめそうになる行き止まり、道は開くのか | 森井みゆ紀(ミュウミュウ)の流れを読むブログ

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流れを読み解く日々を発信しています。星の話やサインのこと、エネルギーを扱う実践についてなど。

香椎美裕紀ストーリーの第2弾です。

 

先日の、第1話の記事では

私自身の体験をオープンにしていく初の試みに

たくさんの感想をいただき、本当にありがとうございます!

1つ1つ読ませていただき、

ありがたく、そして励みになりました。

 

第1話のブログ記事はこちら。

リンク <第1話> 吹きすさぶ逆風、それでも前に進むと決めた

 

 

さて、今回もどんな物語になっているのか?

全4話(予定)になっておりますので、楽しんでお読みください。

 

それでは、第2話をお届けいたします。

 

 

===
 

 

第2話 あきらめそうになる行き止まり、道は開くのか

 

 

 

“ 流れをよみとくことをテーマに出版する ”

 

明確な目標が定まれば、あとは進むだけ。

私は著者を目指す者として、

できることは全部やると決めた。

 

まずは、出版したいテーマの講座を

・20回以上行ってブラッシュアップを続け、

・出版のための企画書を自ら作成し、

・周囲にいる知り合いの著者や出版のプロたちに

自分の書きたいことを伝えることを何回も繰り返した。

 

本の企画への周りからの評判は良く、

「面白そうだね」「読みたい!」と言われることが続く。

さらに、ヒット作をいくつも手がけた

フリーの編集者さんからは

「あなたは作家として金の卵だ」

という言葉をいただき、舞い上がった。

 

そうして、少しずつ私の中に自信の種が育っていった。

 

 

☆☆

 

 

ところで話はさかのぼるが、

2008年に起業したての頃

私は、ある若いベストセラー作家の女性に憧れていた。

 

彼女のエッセイには、こんなエピソードが書いてあった。

 

“ 普通のOLだった私は、

たまたま参加したパーティで知り合った、

編集者Sさんとの出会いから

作家として生きていく道が開いたんです。 ”

 

それを読んだ私は、「自分にもこんなことが起きたらいいのに!」と

シンデレラストーリーを夢見た。

 

 

その数ヶ月後、私は2日間のあるセミナーに参加。

参加費は当時の給料の1.5倍もしたが、

なぜだか妙に気になっていて、勇気を出して申し込んだ。

 

セミナー会場には、300人を超える参加者が集まっていた。

そしてその後の懇親会で、

私はたまたま1人の編集さんとお話する機会を得る。

 

話をしていて分かったのは、

なんと・・・その方こそが

私の憧れの作家さんのエッセイに登場した

“編集者の Sさんご本人 “ だったのだ。

 

「こんなことが起きるなんて、信じられない!」と

奇跡的なシンクロニシティに感動した私は

早速その夜、いただいた名刺にメッセージをした。

 

すると、熱意が届いたのか、

または向こうも縁を感じてくれたのか

Sさんと1対1でお会いできることに。

 

けれどもそこから「本を出しましょう」

という話になるはずはなく、

時々普通に会って話をする友人となった。

 

 

せっかく運命的な出会いがあったのに、

月に2、3人のセッションの予約が入るだけの私には

シンデレラストーリーなんてやってこなかった。

 

 

☆☆

 

 

そんなSさんと、あるとき数年ぶりに再会をした。

そして再びやりとりをするようになると

Sさんは私の近況の変化をブログで見てくれて、

「すごくご活躍されているのですね」と言ってくれた。

 

そう。

月に2、3人のセッションをしていた頃の私とは違う。

 

数年かけて実績を作ってきた。

明確な出版のテーマも見えた。

その企画への手応えだってある。

伝えたい思いもある。

 

いまの私ならSさんのサポートで、シンデレラになれるかも。

そう思い、勇気を出して連絡をした。

 

もちろん以前とは違って、今回は友人としての食事の誘いではない。

Sさんという一流出版社の一流編集長さんに対して、

“本気で本を出したい”という

著者志望の立場で面会を申し入れたのだ。

 

結果、時間をいただけることになりお会いできることに。

思わず小躍りした。

 

 

そして待ち合わせの当日、

私は吐きそうなほど緊張していた。

いよいよプロの編集者さん、しかも超一流の人に見ていただく日が来たのだ。

 

ここで白黒ついてしまうのは怖いけれど、

今まで周囲の著者や編集者の人たちから好評だったことを思い出し、

「大丈夫」と自分に言い聞かせた。

 

 

いよいよSさんがやってきて、

私の企画書に目を通し始める。

 

とてつもなく、長く感じる時間・・・。

 

Sさんが企画書から目を挙げた。

 

 

反応は・・・

よくなかった。

 

というか、あまり反応がなかった。

 

「このテーマだとこういう風にしてみたらいいと思います」と

冷静なアドバイスをいただく。

 

その場では平静を装ったが、

内心はとてもショックだった。

本命の人に告白して、断られた・・・。そんな感覚。

 

面会を終えて、私は疲れ切って家に帰った。

大きなハートブレイクだった。

 

 

それからしばらくの間は、

この企画ではダメなんだと落ち込んだ。

“流れを読む”というテーマで本を出すことも

あきらめようと思った。

 

しかし落ち込むだけ落ち込んでから、あるときふと気が付いた。

 

Sさんは、この内容がつまらないとも、

これじゃ駄目とも言っていない。

まだ希望はあるんじゃないか。

 

そう思い直した私は、もう一度出版に向かって立ち上がった。

Sさんにいただいたアドバイスに取り組もう、

他にもできることがあったらやろう。そう決意した。

 

 

そんな私の決意が神様に届いたのか、

またもやある偶然の出会いが訪れる。

 

業界で有名な、

とある出版プロデューサーの方とのご縁ができたのだ。

彼が指導して、売れっ子になった作家が数多くいるという。

 

今度こそチャンスが来たと感じた私は

「 やれることは全部やる 」という信条のもと、

すぐに1対1のコンサルティングを申し込んだ。

 

しかし、そのコンサルティングでいただいたアドバイスは

私にとって厳しいものばかりだった。

 

・流れを読むって何?よくわからない

・スピリチュアルの本なんて売れないよ

・あなたの経歴なら、ダメ人間からの逆転劇をテーマにしたら?

 

など・・・。

奮起してチャレンジした先に待っていたのは

心折れそうな結果だった。

 

私の歩いた先は、またもや行き止まり。

出版のことだけを考えて1年間必死で動いてきたのに、

何も形になることなく、1年が過ぎていった。

 

 

 

 

2016年の年が明けるも、

今年ここから一体何を頑張ったらいいのか分からず

途方に暮れていた私だったが、思いがけない転機が訪れる。

 

知り合いで、本がベストセラーになっている女性がいた。

彼女は、自身の出版だけでなく編集もこなし、

様々なプロデュース活動も行う、出版やメディアのプロフェッショナル。

 

そんな彼女に、運よく

半年間のコンサルティングをお願いできることになったのだ。

 

打合せをする中で、彼女から

出版に向けての半年間のプランを提案された。

 

そのプランとは・・・

1: まずは“流れを読む”をテーマに、雑誌などで連載を持つ

2: その実績を携えて、彼女の知り合いの編集者に企画を持っていく

というもの。

 

雑誌やメディアでの連載を持っていれば、

出版は決まりやすいそうだ。

また、メディアでの連載についても、

彼女が紹介してくれるという。

 

彼女は人脈が広く、雑誌やメディアにも顔がきく。

これまでも、プロデュースしたい人を雑誌につなぎ、

連載を持たせることを何度か行っていた。

 

このプランなら間違いない。完璧だ・・・私はそう感じた。

なんて心強いサポーターを得たのだろうと、

我が身の幸運に感謝した。

 

2016年こそ形になる。そんな希望が生まれていた。

 

メディアの連載に向けての打合せは順調に進み、

あとは担当者からの具体的なお返事を待つのみとなった。

 

 

またこのとき同時期に、

ある伝説の出版合宿が行われることを知った。

過去に、その合宿に参加した人の出版率は5割を超えているという。

もちろん、私は参加することにした。

 

わくわくして合宿に行ってみたが

集まった参加者たちの本の企画は、面白そうなテーマばかり。

一方、私の企画は、誰に話してもあまり理解されなかった。

スピリチュアルなことをよく知らない人には

全く届かない企画であることを

私はそこで思い知ることになる。

 

”こんな分かりにくいテーマじゃ、

出版なんてできないんじゃないか・・・”

周囲との比較をして、私は自信を喪失した。

そして意気消沈したまま、合宿から帰ることに。

 

 

帰宅すると、

連載の準備を進めていたメディアの担当者から

メールが届いていた。

 

ドキドキしながら開くと、そこには、

“流れを読む”というテーマでは

連載が難しいことが告げられていた。

 

 

予定していた計画が音を立てて崩れていく・・・。

 

お金も時間もエネルギーもかけて突き進んだ私に、

カウンターパンチのように

ショックな出来事がWでやってきた。

 

 

歩いても歩いても、たどり着くのは行き止まりばかり。

叩いても叩いても、扉は開かない。

 

想いがある分だけ、本気な分だけ、

私の心はいっそう傷ついていった・・・。

 

 

( 続く )

 

 

<第3話> 運命のサインが示す先にあるもの

 

 

~ p.s. ~

今回もお読み下さり、ありがとうございました!

全4話を予定していましたが、

どうやら全5話になりそうな見通しです。

少し長くなりますが、是非お付き合い下さい。

 

また、物語の中で共感したところや刺激になったエピソードがあれば

感想などをメッセージいただけると

励みになるので嬉しいです^^

 

では、次回も楽しみにお待ちくださいね。

 

 

 

花香椎美裕紀ストーリー 目次花

リンク <第1話> 吹きすさぶ逆風、それでも前に進むと決めた

リンク <第2話> あきらめそうになる行き止まり、道は開くのか(この記事)

リンク <第3話> 運命のサインが示す先にあるもの

リンク <第4話> 夢の実現・開いた扉の先に待っていたものは

リンク <第5話> 運命のサインをよみとく生き方・私が人生で伝えていきたいもの

 

 

 

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