日本の国花は桜、国鳥は雉、そして国蝶がオオムラサキです。これを決める時にミカドアゲハ、アサギマダラ、ギフチョウ、ナミアゲハなどの候補があったそうですが、最終的にオオムラサキになったそうです。この蝶々に会いたいと思って出かけたのが北杜市の「オオムラサキ自然公園」です。
以前諏訪大社上社前宮で偶然に会うことが出来たのはとっても美しい男の子でした。
周辺のオオムラサキ公園には颯爽と飛ぶオオムラサキの姿を見ることが出来ます。いた~~と思ったらこんな風にカエデの裏側に・・・
この時は8月13日。そろそろオスがいなくなってしまう時期でした。多少色合いがくすんだ感じなのはみんな女の子なのです。それでも美しいです。
花の蜜ではなくクヌギなどの樹液を吸います。二匹、そしてカナブンがいました。
鮮やかな緑色のアオカナブンもいました。ここは捕虫網(虫取り網)は禁止です。なぜか親子で持っている家族がいましたが日本語で注意書きが書いてあるのに・・・困ったものですそっと観察するということ、小さな命も大切にすることを教える場所だと思うのですが・・・
さて、オオムラサキセンターで展示を見ることにしました。中にはオオムラサキの生態やさまざまな蝶の標本などがあります。
そしてセンター内にある大きな鳥かごのような「ひばりうむ長坂」にもいました。
季節は少し過ぎていたけれど、なんとか美しい姿を見ることが出来ました。成虫になってほんの24日ほどの命ですが、その間にお見合いをして子孫を残していきます。生まれた幼虫は落ち葉の中で冬を過ごし、次の年の夏に羽化します。ほんのつかの間の命のきらめきを大切に見守りたいですね。
そういえば、この蝶々の幼虫さんは意外と可愛らしいのです。正面から見るとスマイルマークみたいな顔があるのですよ幼虫苦手な私ですが案外このタイプは大丈夫です。