睡蓮(スイレン)スイレン科
井戸尻遺跡の睡蓮の池で、トンボたちが産卵をしていました。スイレンとハスは違う種類の花ですが、ヨーロッパではどちらもロータスと呼んでいます。アメリカではスイレンをウォーターリリーと呼んで区別しているみたいです。
銀蜻蜓(ギンヤンマ)
子供の頃、よく見かけましたが最近少なくなりました。オスがメスの首元をしっかり捕まえてそのまま卵を産んでいるようでした。
塩辛蜻蛉(シオカラトンボ)
近所でも比較的よく見かけるシオカラトンボ。オスは青、メスは黄土色で違う種類のトンボではないかと思うほど色が違う為、メスをムギワラトンボと呼ぶのです。
トンボの産卵はオスメス協力して行われますが、こんな風にハート型になってオスからメスへと命の元を受け取ります。
シオカラトンボの場合メスが水面にちょんちょんと産み付ける間、オスはホバリングして待っているのです。産卵が終わると再びつながって、また他の場所で産卵をしていました。
夏の池で行われる小さな命の営みに、日々を大切に生きることを教わりました。
ところで仏教の「蓮」はもともとは「睡蓮」ではないかといわれています。経典の中で赤・白・黄・青の蓮花とあるためです。もしかしたら昔は蓮と睡蓮はあまり区別されていなかったのかもしれませんね。
睡蓮の花言葉は「甘美」「優しさ」「純潔」「滅亡」「信仰」「冷たさ」「清浄」 その言葉の中には自然の持つ厳しさを感じます。諸行無常・・・形あるものはすべて滅びる、だからこそこの今を大切にしたいものですね。永遠は形のないものです。心から信じられるもの・・・あなたは持っていますか?