井戸尻遺跡公園の庭には近くにある向原遺跡のストーンサークルが復元されていました。二重円の見事なサークルです。
ただ、ここの考古館の展示や石器などについては首を傾げてしまうことも・・・たとえば無造作に庭石としておかれているものの中には明らかに古代の石臼であったようなものがあり、ああ・・・もったいないと感じました。
考古館も見てきましたが、展示されていた縄文の土器などはすばらしいのですが、その解説がわざわざ記紀の神様であるといちいち書いてあって、ここの学芸員さんは考古学というよりは文学の専門?と思わせるような感じでと学会のネタになりそうです。
縄文の人たちは大和朝廷(天津神つまり朝鮮半島から来た渡来人)によって蝦夷とか熊襲とか呼ばれて追い立てられた人たちですからましてや記紀が出来たのは奈良時代で当時の権力者(主に藤原氏や中大兄皇子や大海人皇子など皇族)が自分の権威の正当性を示すために書かれた政治的書物です。展示されている土器に古事記日本書紀の神の名前を書くことは誤解をまねくことになりはしないかと思います。
石器時代の信仰としてこうした陽石信仰があります。これが後に・・・
道祖神へと進化したのだと思われます。
まあ不満はあれどのんびりとした風景です。水車小屋などもあります。
古代の竪穴式住居が復元されています。
内部はこんな感じ。
南アルプスの景色は少し霞んでいました。眼窩に広がるのは蓮田。
大賀蓮
大賀蓮がかろうじてまだ咲いていました。大賀蓮だけ少し早めに咲くみたいです。さきたま古代蓮(おそらく行田蓮)はまだきれいに咲いていました。また蓮の花は次にアップします。