超国宝展 ~反射星雲vdB133(はくちょう座)他~ | 今夜も快晴!★koheiの天体写真★

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晴れることもないので、6/6に家族と奈良国立博物館で開催している「超国宝」展に行ってまいりました。平日でもすごい混雑と聞いていましたが15時くらい到着で15分程度で入場できました。中の混雑は相当なものでしたが、法隆寺の百済観音や七支刀、中宮寺の弥勒菩薩など教科書に載っているような秘仏ばかりで圧巻...私は特に写実的な重源上人坐像(上の写真)に感銘をうけました。

 

今年は万博に合わせて京都や大阪の博物館でも名宝がずらりです。万博の中(例えば日本館)に並べたらよかったのにと思いましたが、色々問題があるのかもね。

 

先日(6/4-5)の近場(篠山)の撮影でFSQの方は、はくちょう座の反射星雲(vdB133※)と散光星雲(Sh2-106)を撮影しました。位置はサドルと網状のメジャー級の間でひっそり存在しています。こちらは反射星雲を浮きだたせるためフィルターなしをベースとし、デュアルナローのRでHαの色付けをしました。この反射星雲と散光星雲は明るいのですが意外と小さく、バランスが悪かったです。500mmくらい(APS-C)がちょうどいいですね。

 

※ファン・デン・べルフカタログ(van den Bergh catalog, 略号;vdB)
カナダの天文学者シドニー・ファン・デン・べルフ(Sidney van den Bergh, 1929~)が1966年に発表した反射星雲のカタログで、赤緯-33度以北の158個の天体が収載されていますが、1968年にルネ・ラシーン(René Racine, 1939~)により159個まで拡張されています。

 

【反射星雲(vdB133)・散光星雲(Sh2-106)(はくちょう座)】

散光星雲(Sh2-106)の砂時計のように星雲の中心にくびれをつくっている形は、中心星の活発な活動によるものと考えられており、中心星からは秒速200km以上の速度で物質が放出されている。(→参照

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【アノテーション】

ファインディングチャート

Date:   2025/6/5 1:30~ 300sx23FR(Total Integration 1h55m)
Telescope:Takahashi FSQ-106ED (F3RD) 320mm f3
Camera: ZWO ASI2600MCDUO gain100 -10℃(Auto Guide)
Mount: ZWO AM5
Filter:  none(14FR), HO Dual-band(6nm) HYO(9FR)
Edit:  PIXINSIGHT
Shot in:  Tanba-sasayama, Hyogo, Japan